知性の高い人でも、
衝動的に感情論に走ります。
これを脳科学的に見ると、
高次の処理は前頭前野で行われてます。
しかし偏桃体が恐怖を感知すると、
前頭前野の働きにブロックを掛けて、
思考能力を妨害し、処理能力が落ちてしまうというのです。
冷静な判断は疎外されるのですね。
自分を防衛したいだけになると、自我に執拗に拘ります。
それが人間です。
他人よりとにかく自分。
自分さえ良ければそれでいい。
自分以外は破壊しても構わないとも思えてくる。
どうやってこの場を凌ぐか、生き残りをかけて情報を処理します。
劣等意識と無力さを克服しようとして、
力と優越を手に入れようとする。
心配からそんな攻撃・支配欲が生まれます。
我執に囚われているうちは、
残念ですが低次な処理しか出来ていないってことなのです。
人間愛より支配欲に簡単に染まってしまうのですね。
敵意から起こしている心配は、
おとなしいどころか危険信号なんです。
対人操作や試し行為を得意げにやって巻き込んでいく人は、
観察しているととても解りやすいですね。
恐怖→敵意→支配欲をストレートに表現。
自己顕示欲と合わさって強力化してますよ。
そして巻き込まれていく人は、
それ以上に複雑な精神構造をしています。
敵意による支配欲を相手に悟られまいとして、
もうひとつ処理を重ねて頭を働かせているんです。
恐怖→敵意→支配欲→隠す手段で抑圧する防衛機制
相手にわからないようにするために色んな手段を取っていきます。
ストレスがとても大きいです。
健忘・・・都合よく忘れて何もなかったようにする
無視・・・見なかったことにする(過小評価することで免れる)
眠る・・・寝ている間は忘れられます
歪曲・・・明らかな暴力を愛のムチ的にとる、あばたもえくぼ的。美化。
投射・・・内なる攻撃性を相手が攻撃的で困ると処理するなど
投影・・・「○○だと思う」「○○なはず」を良く使う人は要注意。自分の意見を相手に被せてます
自責・・・罪意識があるために自分を責める
補償・・・劣等意識から何かを補おうと行動する
強迫・・・罪意識から「しなければならない」と強く迫る
欺瞞・・・攻撃性や不快な感覚から逃れるために欺く
反動形成・・・敵意などを好意行為で覆い隠す
固着・・・無意味な行動を繰り返す
退行・・・幼児的な無力な態度に退行し、相手を支配する
逃避・・・問題から目を背ける手段に出る、本来の自分に目を向けない
攻撃・・・暴力的手段
セックス・・・快楽に陶酔して五感を休ませる
結構ありますね。
恐怖・劣等意識から自分を守るために、
人間は色々と行動してしまうのよね。
一次的なモノがだんだん習慣化して板につきます。
成功は蜜の味とは言ったもので、
成功すると「これがいいんだ!」となっちゃうんですよね。
巻き込まれやすい人は、
心配性の防衛手段を相手に上手く利用されていると思いますよ。
だから自己チェックして、
当てハマる行動があるようならやめてみてください。
やめるための心得
①自分を責めるのではなく、脳処理の性質を理解し誤って使っていたと受容する
②敵意は「支配すること」で、解消できると思う性質を持っていることを理解する
心配を欺かず、
その性質を知り、
振り回されないように自覚していくことです(^^ゞ
基本的信頼感を上書きし、
人間愛の豊かさを味わってくださいまし。
湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki☆メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応・応相談
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中