2018年4月5日木曜日

反省の中で統合の脆弱が発覚する

4月恒例行事の一つの入学式ですね。

なんかワクワク・・・・・。

さぁ新年度も心のお勉強をしていきましょう♡


自分の問題行動を知った時、

自己嫌悪に陥ることは誰でもあります。

これは罪悪感が働くからですね。

でも、この罪悪感の仕組みがあることで、

人は改善しようと思える力に繋がるのよ。

大事なのは活用法をドンドン知って、

実感するってことじゃないかしら。


自分を責めてサロンに訪れる方の成育歴をお訪ねすると、

幼少期から多感な性格で、

また自分のことを良く思ってこれなかったことを、

打ち明けてくれます。


中には沢山の顔がありすぎて、

どれが自分なのかわからなくなってしまったと。

凄く自己嫌悪になっているんですね。


これは、

自分を統合する力が脆弱なまま、

大人になってしまっているんです。


そこで私はストップをします。

「どれが」ではなくて「どれも自分」なのよと言います。


これは、幼少期に過干渉や厳しいせっかんに似たしつけを、

慢性的に受けてストレスに晒されていた人がもつ特徴です。


その場で相応しい自分の守り方をして、

都度凌いでいたんですね。

感情的な自分、

怒りだして止まらない攻撃的な自分、

批判しまくる自分、

大人のように振る舞う自分、

幼児のように甘えたくなる自分、

活発な自分、

不活発な自分、

落ち込む自分、

嘘をつく自分、

優等生な自分、

反社会的な自分、

盗癖がやめられない自分、

性関係に固執する自分、

自立していたい自分、

なんでも理解できる自分、

淋しがり屋な自分、

気丈な自分、

とまぁあげたらもっともっと出てくると思いますがこの辺で。

対面を重視した自分を都度演じているんですね。

本人も演じている感覚がその場ではありません。


場を凌ぎ、時が経って後で後悔する。

特に目立って受け容れ難く思っていたのが、

評価が低いに値する自分です。


親が希望する人格を押し付けていたり、

また要望が多すぎたりして、

ご本人は子どもの頃から大混乱を起こしていたんです。

沢山の要望を取り込もうとして、

でもそれが上手くいかない。

自我が膨れ上がって拡散してしまっていて、

どれが自分だかわからなくなっていました。


解離性同一性障害とまではいきませんでしたが、

自分の一部を自分ではないように思えてしまう。

嫌な自分は切り捨てようとしてきた経緯がありました。

認めがたい自分の行動を、

無かったことのようにしたいのに、

同じ行為を何度も繰り返してしまうので、

自分を不愉快に感じてしまうんですね。

評価の低い自分を何とか消し去りたい。

そんな気持ちに追い込まれていました。

自分で自分がウザいとまで。

そして、

評価のウケが良かったり、

お気に入りの自分だけをピックアップしようとするために、

ますます自分の一部だけを自分だと思い込もうとするようになっていました。


頭の回転が速い人は、

世渡り上手に一見傍から見えてます。

本人も自分は利口だと評価している場合も。


しかし内面では、

自分の行動なのにコントロールが出来ない。

効かない。

どうしたものかと自覚しているんですね。


これね、思春期に大々的に起こす反抗期が今だ収束していないままなのよね。

内なる葛藤を征して、

自己価値観の確立が上手くいっていません。

拡散したまま統合できていない。

このようにメンタルヘルスの中で、

統合の脆弱が発覚するケースは珍しくありません。


実はこれが、

他者への支配欲や攻撃欲に繋がっていくんです。

不愉快な行動をしなくて済むようにするためには、

周りの環境に協力してもらわなければならない。

自分が怒りだしたら、

全部自分以外の人を原因にするほかなくなるんですよ。

「誰かが自分を怒らせた公式」

これがどーーーーんと脳を陣取ってしまうのです。

プライドが高く頭がいい、利口だと自負している人ほど、

この公式をガッツリ使っていますよ。


「私(僕)を丁重に扱え」

「私(僕)は正しい」

優越欲求と承認欲求と身勝手な公式がガツッとハマって、

他人を支配・攻撃して巻き込んでいくんです。


今日はここまでね。




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