強迫症状を筆頭に、
行動嗜癖を説明しています。
行動で不安を打ち消す → 行動嗜癖
行動嗜癖は、
その行動に伴う気分の高揚感が、
不安や不満を薄れさせるのに作用します。
周りが見えなくなっています。
ご本人も振り回されているのに気づいていません。
誰の声も聞こえなくなってます。
写真のように趣味の領域だと思っているもののなかに、
それをしなければ落ち着かない、
自分を評価できない、認められないなどという心理状態が含まれていれば、
スポーツや趣味への参加もアディクションの一つになります。
強迫症状以外のもので代表的なものをご紹介します。
買物嗜癖。
その心理の奥深くでは損得勘定が強く働き、
特別感を感じさせるようなものを手に入れたいと願って動きます。
ギャンブル嗜癖。
勝ち負けの高揚感が自己の存在価値を高めます。
負けの状態は絶対に許せず、より一層の強い興奮を求めて突き動きます。
大穴を当てたいなんてわかりやすい表現です。
自慰・セックス嗜癖。
エクスタシーへの執着、
これはドラッグと同じか、それ以上の麻薬と脳科学でもいってます。
他に、
自他が同一になる感触は母子一体化願望の再現、
サド・マゾの立ち位置は支配・逆支配欲を満たします。
盗癖。
成功感覚が自己の不満を薄れさせます。
嘘とも関係が深く、
もう一人の自分または本来の自分を取り戻すような感覚へ導きます。
ロマンス嗜癖。
妄想。
相手と自分をドラマチックな関係に落とし込み、
妄想の中で自分をヒーローやヒロインにしていることが多い。
ストーリーは色々です。
背徳な状況に沈溺したり、
エロスやカオスにハマることに高揚します。
自己の劣等意識を薄れさせたり不満を解消するためです。
どれも、
劣等意識に陥りやすく、
曖昧で揺らぎやすい自己(アイデンティティー)を助けようと、
何かをコントロールする体験に置き換えて、
安心させようとする行為です。
それがなければ落ち着かないという状態は『依存症』にまで深刻化のケース。
即・暮らし方を工夫していく必要があります。
かなしくも、
依存症の状態に至るまで本人自覚ナシという状態は、
誰にも起こりやすいこと。
事態が重くなってやっと気づくものなのですね。
早い子では児童期から、
思春期には、どれかしらすでに持っているといいます。
大抵の場合、
他人がそのことを指摘すると、
プライバシーを侵害したと憤慨したり、
隠すほうへと行動するので発見が遅れます。
思春期あたりから、
本人は無自覚で、
不健全なアイデンティティー形成の道へと、
自ら入り込んでいるのです。
こうして視ると、
傷つきやすい人ほど理想に拘り敏感になりやすい。
また、傷つきやすいので隠してもしまいがち。
事態を悪くしやすいという負の連鎖があります。
ここが人間の心理作用の悔しいところです(個人的)。
アイデンティティー形成は、
本人一人だけの問題で起こっているわけではないと、
多くの人に知っていただきたい。
大きな事故やけが、病気になる前に、
抑制しておくほうがいいのは間違いないです。
では、このつらい体験はなんの為なんだ?と、
経験者ほど思うはずです。
私自身も、
10代からヨガ行法を通して心について考えさせられ、
メンタルヘルスの現場に立って思うことがあります。
『心というもの』
『人が心を持って生きるということ』を深く深く学ぶために、
『志』を持ってこの世に生まれ、
生き抜いているのではないかと思うようになりました。
苦しさも辛さも弱さも幼さも、
体験するからよくわかります。
そして、
そこから脱出するプロセスを経て、
心のありさまを理解しながら縛られずに生きる悦びを、
今世味わう人ではないかと導き出しました。
それは、
その人にしかわからないはずです。
その人にしかわからない道です。
でも確かに、
『大きな器と心を持つ人』になるために、
真摯に生きる人ではないかと考えています。
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