けして悪いことではありません。
ハイクオリティが悪いわけでありません。
ハイクオリティを求めて努力をするのは素晴らしい。
物が自分の価値を高めるという感覚に、
ドップリ浸かってしまって、
心理的な歪みが生じることが問題なのです。
姿かたちや物に頼って人を見るようになり、
心本来の姿は成長が止まり、
内面の停滞が起こってしまうという感じですね。
ブランド品は、
劣等意識を払拭するために行われます。
持つ=優位、持ってない=劣位
というわけです。
次から次へと欲しがることが多いので、
買物依存症とドッキングしているように映ります。
いつのまにか散財し借金が膨らんでいることも。
ファイナンシャルプランナーの情報によると、
この事情は超富裕層ではなく、
小金持ちの人たちのほうが陥ってしまいやすいといってます。
少しでも上のものを家族中で嗜もうとするため、
入ってくる額も大きいけれど出ていく額も相当なものになり、
収入より支出のほうが膨らんだり、
貯金するほど残らないという事情が起こっているといいます。
ひとつの社会背景だといっています。
持てなくなったら、
周りから蔑まれてしまうという恐怖が隠れています。
もともと自分に優劣意識があるので、
今自分が見下される立ち位置になることを、
どうしても避けたいという心理が働いてしまいます。
かなりな大きな心理的縛りを抱えることになります。
ちょっと立ち止まる時間を使って、
自他同一、比較、差別、競争などの心を整理すると、
不自由さから解放され、
別の豊かさが手に入って、
今まで以上の幸福に近づくチャンスになります。
稼ぐ力も所有する力も素晴らしいもの。
上手に使って心も豊かにしていきましょう。
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