自己対象って言葉を以前ブログで書いたの覚えていますか?
常に温かく見守ってくれていて、
暴れ出した感情を落ち着かせてくれる存在。
多くの人が優しい母親の面影だと言います。
この自己対象を乳幼児期に心に根付かせていると、
基本的安心感が形成されて、
愛着の安定型になりやすいと言います。
情景で説明すると、
ちょっと母親の姿が目の前から居なくなっても、
落ち着いて待てるような仕組みになります。
不安感が強くない心っていったらわかるかしら。
それ以前の時期も性的発達に深い関わりを持っています。
心理学者のフロイトは「口唇期」って名付けています。
口は最初に経験する快楽の源だと。
母乳と離乳が該当しますよね。
この口唇期に母子関係が上手くいってなかったり、
養育者が急激に変わっていたりすると、
人格形成に問題がおこる可能性がありますと。
この時期は厄介なことに、
記憶を遡って思い出せる範疇を越えた過去なのよね。
身体と無意識だけが知っているような感じ。
そのためこの時期の形成不全がある場合は、
人一倍不安感が強かったり、
気分が常に不安定だったりするから、
自分の欲求に完璧にいつも対処して欲しがります。
叶わなければ躁的防衛(攻撃)になりやすいですね。
年齢が重なるにつれて性格が難しくなりますよね。
誰彼構わず愛想を良くふる仕草やしがみつきが現れたり、
かと思うと衝動的攻撃や突き放しの傾向が出てきたりと。
問題行動が常に起きやすい。
中でも口唇期の問題は詳しく開示されてません。
ものすごくデリケートな問題だから。
具体例として扱いにくいもの。
そんな心理が顕著に現れる場所がプライベート。
特に「寝床」。
ベッドの中です。
エロスの世界観で題材として取り上げられていることはありますね。
女性の場合は、
可愛らしいや甘ったれの言葉で、
男性に受け入れやすかったりすることも多いので、
見過ごされやすいのね。
逆に守ってあげなければなんて火がついちゃう男性も中にはいます。
ところが、、、、男性の場合は勝手がちょっと違うのね。
母の役目をさせられている状態に徐々に女性はに気づき、
男性の幼児退行や固着に不快感や不愉快さや疑問を持ちます。
社会文化上の「男性像」とは程遠い一面と、
寝床で出会うことになります。
愛撫、抱擁を常に求められる育児状態に寝床がなってしまう。
子どもを抱き寄せ寝付かせる母親の役目を常に担わされます。
そのうち生活全体が、母親と息子。
誰にも相談できずストレスを抱え込んでいきます。
口唇期の代表的な行動
・吸いつき
・しがみつき
・後追い
・抱きつき(※抱き寄せるとは違います)
・喃語
母胎回帰に対して自制がまったく効かない状態になります。
その影響で、
セックスレス → ケンカが絶えない → 家庭内別居 → 離婚
公の場での男の姿は偽りの自己(お饅頭の皮・・・久々)としか映らず、
夫婦生活の破たんの原因になっていることが、
決して珍しくはありません。
これって、
女性が口頭で男性に伝えるのってとても難しいんです。
男のこけんに携わることだから。
言って大喧嘩になってる人もいます。
(プライドが高い人ほど大激怒ですね)
話し合いを持てる状況ではなくなってます。
こういったデリケートな問題って、
伴侶から直接言われるよりも、
第三者から言われれうほうが「ハッ」となったりします。
男性は自分で、
性生活や夫婦生活をパートナーが回避しているような気がすると感じたら、
「傷つく」とかの問題やパートナーの受容力の問題にする前に、
自分で性的サディスト・マゾヒストの傾向や、
幼児退行を自制しないといけないわね。
口唇期の行動ってそう滅多に出くわさないから、
恋愛嗜癖を扱うサロンのようなところでないと、
相談ができない事情があったりします。
無念を相談に来る女性側の苦悩。
この際だからブログで公開して知ってもらえたらいなぁと思いました。
一方が膨大な欲求に無自覚で、
一方がその負担を多大に背負う不均衡さ。
不均衡さをなんとか分かち合ってバランスを取るところに、
愛情関係の面白さがあるのだろうと思います。
そうやって作り上げた幸せは、
誰かに与えてもらうものよりも、
親子疑似体験の再現よりも、
価値があることを、
知る必要があるのだろうと思います。
幼い愛から愛の高みを狙っていく。
偏愛より誠愛を狙っていく。
理解と自覚からはじまっていくのだろうと思います。
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