2019年4月2日火曜日

同性の先輩として見本にならない親

 
ピーターパンやシンデレラの物語。
 
スポットライトが当たっている主役を、
 
引きたてているのは親たちの存在です。
 
親が大きな影響を及ぼしているのがお解りになりますか。
 
 
親の人格が物語の中では未成熟に表現されていますでしょ。
 
 
現実生活の中でシンクロしてしまう人のほうが、
 
症候群にどっぷりハマっていきます。
 
 
人間の性質に、苦難を乗り越え達成する快感ってのがあります。
 
 
・障害を乗り越えてゴールに立つ
 
・一度落ちて再起をかけて戦って勝利する
 
・窮地に追い込まれるけど最後は平和を手にする
 
・別離の後の再会と復縁
 
この手のストーリーに人間は異様にハマりやすいってこと。
 
性ですね(-"-)
 
 
青春期に片づけられず、
 
青春期心性を持ちこしてロマンス依存へ。
 
境界性と自己愛性の問題を持ちこした立派な嗜癖に、
 
ずばり進行します。
 
(サロンの得意分野です)
 
 
どうしてそのようになってしまうのでしょうか。
 
「同性の親が見本にならない」
 
これが共通していました。
 
 
キャラが濃いよりも薄い人が大多数。
 
 
外見については、
 
しゃれっ気がない。
 
スタイルの参考にまったくならない。
 
 
性格については、
 
真面目。
 
おとなしい。
 
オロオロしやすい。
 
意見が無い。
 
幸せッって感じじゃない。
 
遊ばない、遊び心がない。
 
 
女性陣は、
 
母親の態度が良妻賢母型で、
 
家族の世話を焼くだけに留まっていたが多い。
 
 
男性陣は、
 
家族と家族以外の人たちに対する父親の態度が、
 
あまりにギャップがあって参考にならないが多い。
 
 
それから、
 
父親や母親と外出しても一緒にいるのが苦痛。
 
楽しいと思うことはあんまりなかったと言います。
 
 
女性陣はおしゃれが楽しみの一つだったりしますでしょ。
 
お洋服、髪形、持ち物、お化粧などに関心を寄せます。
 
ところが同性の親が全くそれらを知らず、
 
どうしてよいかわからない。
 
 
好奇心が旺盛な子は、
 
ここで友達関係などで情報を得て変わっていきますが、
 
それを食い止めるような働きを親がしていたり、
 
子どもも内向的だったりすると、
 
男女性アイデンティティーが掴めずにいます。
 
 
色んな諸条件が重なって、
 
ピーターパンやシンデレラなどの主役に自己を投影していきます。
 
 
 
 
親御さんは子どもの心の闇を知って驚いています。
 
ショックではありますよね。
 
「そんなことが影響しているのですか」と、
 
疑問に思うのも無理はありません。
 
 
そこで疑問に思う人には、
 
自宅の中だからまぁいっかと思っている服装や行動を見て、
 
何それっ!?
 
とかって、子どもから言われたことはありませんか?
 
それから、
 
おしゃれすればとか、運動すればとか、
 
出かけたらとか、何かしたら!?
 
とかって、子どもに言われたことはありませんかと、
 
やんわり質問をします。
 
 
するとハッ( ゚Д゚)と目をパチクリさせて、
 
覚醒します。思い当たるんですよね。
 
 
子どもたちは良く親を視ています。
 
その言葉の向こう側にある気持ちを、
 
汲んであけることが必要ですってアドバイスを、
 
親御さんたちには伝えています。
 
 
親も生活にメリハリをつけて、
 
遊び心をつくろうとすることではないでしょうか。
 
 
子どもたちにとって、
 
親の姿が見本になるのですから。
 
意気揚々とする生活。
 
親の変化が楽しみなんですよホントは。
 
 
親になったって自主性や自発性にしっかり向き合って、
 
その年齢に相応しいことを手に入れて欲しいとの願いです。
 
昨日と今日が全く同じの繰り返しで生きているような状態から、
 
少しずつ脱出して、
 
一人の大人としての人生観を見せて欲しいとの、
 
子の願いです。
 
 
繰り返しますが、
 
子どもって幾つになっても親を視ています。
 
駄々っ子のような老いた人になるのではなくて、
 
精神年齢の高い高齢者になって、
 
若い者たちの見本になる人生を、
 
見せて欲しいと思っているってことですね(^^ゞ
 
 
 
 
 
 
 
 
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