親御さんは子どもを暴力的に扱っているとは認知していません。
きつく叱っている程度の認識です。
自分が原因に加担しているとは思ってもいなかったんですね。
子どもの駄々っ子ぶりを上げると、
留守番が全くできない。（←後追いがひどい）
外で大声で泣き叫ぶ。（←置き去り不安がひどい）
足に纏わりついて離れない。（←しがみつき）
殴る蹴るや癇癪をする。
嘘をよくつく。
やったことを認めない。
盗む。
忘れることが多い。
謝らない。
兄弟・姉妹間での大喧嘩が絶えない。
何度言っても治らない。
こういった行動が多いと、
親御さんも辟易して突き放しをやってしまうことが多いんですね。
で、突き放しやきつく叱った後に、
やりすぎたかなと思って撫でていく。
イイ子にしてくれていたらと願っていて、
問題行動をすると激高するもんだから、
それがまた子どもにとって心的外傷体験となり、
情緒不安定な行動へと繋がって大混乱に陥ってます。
毎日の生活が、
お互いに何かとかみ合わず不機嫌が漂い、
顔を合わせると文句になってます。
こういったケースは、
家庭環境の見直しを入れたほうが良いと思います。
親の情緒不安定に対して、
子どもは行動を学習していっただけのことが多い。
サロンでは、
子どもの情緒的問題を受け止めるのと同様に、
親御さんが抱えている情緒的問題を、
改善することに注意を向けてます。
一緒に心の発達について学んで共有し、
関わり方を少しずつでも変化させていくようにしています。
うつの母親に養育を受けた子どもは、
癇癪を起しやすかったり、衝動的。
集中力が乏しく、
すぐひきこもりの傾向がみられます。
調査結果では、
抑うつ、不安、破壊的、反抗的行動は、
双極性（躁鬱、気分循環、境界性パーソナリテイ傾向）の母親より、
単極性（うつ）の母親のほうが高頻度に認められるといわれてます。
子どもからすると、
親を慕う純粋な思いを守るために、
なんとか対応しようとするけど、
子どもゆえに無理が生じて、
色々な問題行動をしていたのだろうと思います。
実はね、
子どもの一貫性のない行動は、
親の一貫性のない行動に対して、
学習したのがほとんどなんです"(-""-)"
親御さんの気持ちが落ち着いてから、
子どもの気持ち側に立ってみると、
誤解が解けて育児にちょっと余裕が生まれてます。
幸運にも誤解が解ける機会があるといいのですが、
不運にも全くその機会がないと、
児童期から問題行動は、
知恵がつく分複雑化していきます。
間欠性爆発性障害、
反抗挑戦性障害などは、
その代表です。
言葉にならない怒りを、
どう表現したら良いかわからない。
でもこの悶々とした気持ちを何とかしたい。
気がつくと反抗で訴えています。
それをまた親や周りに指摘されて悔しくなる。
子どもの気持ちが躁的防衛へとドンドン傾倒し、
どうせ反抗的な自分、衝動的な悪い子だからと、
自分を認識していくようになります。
自分のリスクや自らの成り行きを考慮せず、
無計画で衝動的に実行する傾向があります。
子どもの気持ちは反抗や暴力で救われてはいません。
気を紛らわせる程度にしかなっていませんが、
子どもゆえにどうしてよいかわからず、
訴えることすら出来ないだけ。
そんな言葉にできない思いを、
大人側がキャッチすると、
関係が随分違っていきます。
ブログをお読みのあなたが青春期をとうに過ぎた大人でしたら、
過去を思い返してみてください。
愛情飢餓を訴えていた行為だったのではありませんか!?
何かと反抗的ですぐに怒りを持ち出していたならば、
今、子どもの頃の寂しい気持ちをいっぱい汲み上げて見てください。
あなたがあなたの気持ちの味方をすると救われます。
つながり直しで再統合です。
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