監理・監視で生き続けると一体どうなるのでしょうか?
子どもを見ていてもわかりません。
心理発達は、長く生きた大人をみるほうが捉えやすいと知ってますか?
管理と援助は紙一重。
管理と監視の目に晒された側は、
心に否定的な感情が徐々に溜まっていき、
ものごとに対して積極的に取り組む気力が、
少しずつ歪んでいきます。
どうなるかというと、
強迫的にやらせる必要がでてきます。
奥ゆかしさ・人に迷惑をかけてはいけない。
恥の文化とまで名づけられた中で育った日本人に最も多いパーソナリティは、
何ごとも几帳面に強く迫っていきやすい’強迫性パーソナリティ傾向’といわれています。
『形』『型』『条件』『枠』から外れることに罪意識を感じやすい心の性向です。
少しでも外れると情緒が動きやすいため、
神経質になりがちで、
完全・完璧主義を求める特徴があります。
頑張って努力に努力を重ねた先に『出来た』という場所に到達したとします。
するとどうなるかというと、
心理上、
自分は外れてない、遅れをとってない、
欠点一つないと自負する『内向的自己愛』を抱えていきます。
強迫性の先に待ち受けているものは、
なんと『自己愛性』の問題です。
5/16にお話しした世代交代が難しくなるのは、
強迫性が関与しています。
相手が完全・完璧でないことが非常に気になり、
相手を信用して任せることができない状態になりますね。
強迫性が定着していると、
自分自身の不完全さや老化にも、
人一倍強く絶望感を感じるようになります。
非常に大きな心理的ストレスを抱えていて、
病因を探して、
あちこち訪ね回るドクタージプシーが始まったりします。
『老化によるもの』という診断が許せません。
苦痛の原因が、灯台下暗しとは思いもよらないことだろうと思います。
でも人生100年という時代。
人格が心理的ストレスを誘発しているのを、
多くのひとに知っていただきたいと思います。
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