今日のお話は大事です。
世界観 = その人の常識
というお話です。
具体的な『違い』をここでご提示します。
AさんとBさんは、同じ状況を目にしています。
① Aさんは賑やかねといい、Bさんはうるさいという。
② Aさんは物静かねといい、Bさんは暗いねという。
③ Aさんは半分もあるといい、Bさんは半分しかないという。
④ Aさんは黙っているだけといい、Bさんは怒っているという。
AさんとBさんの違いはどうして生まれるのでしょうか?
人間の知覚を知っておきましょう。
そんなことは知っているという人もお付き合いください。
現象(情報対象)を知覚器官を通して脳に送ります。
視覚から入ってきた『色・形』、
聴覚から入ってきた『音』を感受し、
(ほかは割愛)
拾い上げた情報が脳に送られ、
脳内でこれらの情報は○○だと判断し、
心象(スクリーン)化されたものを認識します。
つまり、
現象が脳内で心象化する際に、
いったんご本人の持っている情報源のなかで、
勝手にふるいにかかっていますよね。
振り分けられた情報を基に、
こんな世界観が目の前に広がっているはずだと、
ご本人は受け取って認識しています。
(受 → 感 → 想 → 認)
本当に、
対象情報を100%精密に拾い上げていると思いますか?
答えはNOです。
情報を受け取り感じた時点でじつは振り分けられてます。
何が言いたいかというと、感情の色目が割り込んでいます。
以前、虫が目の前に飛んできたのに対して、
6パターンの反応をご紹介したブログがありましたが、アレ。
ですが、
そのことを人間はうっかり忘れて(もしくは知らない)で、
間違っていないという前提で世界観を使っていきます。
そのため、AさんとBさんのようなことが起こるのです。
Aさんは、
なんだか穏やかで、温かくて明るい感じの世界を感じさせますが、
Bさんは、
なんだか険しく、冷たく暗く神経質な感じの世界を感じます。
これがその人がいつも持っている世界観です。
さらにもうひとつ問題を挙げましょう。
フラワーベースに花が活けてあります。
Aさんは綺麗ねぇといい、Bさんは切っちゃって可哀想という。
どういうことが言いたいかというと、
心象世界から外界を見ると、
見えてるものに対する言葉づけにも大きな差が生じるのです。
アダルトチルドレン・共依存の世界観と、
そうでない世界観は全く違い、
同時に、
目の前に広がっている現象の拾い上げ方も意味づけも、
まったく違っています。
この差は想像以上です。
ここで重要なのは、
世界観をつくった経緯。
知性と理性の発達に大きな影響を及ぼすのが、
家庭・親・大人です。
どんな人たちに囲まれていたかというところが大問題なのです。
当たり前と思って家庭で身につけた言葉(知性)と理性は、
どこかで学習されないと、
AさんとBさんのように、
人生観に大きな差を生じさせます。
これをわたしは『思考の牢獄』と名づけています。
苦しみを生み出すシステムです。
掴みづらい人に説明するとしたら、
例えば、
色眼鏡で外を見た場合、
白い壁が白く映るでしょうか?
違いますよね。
黄色いメガネで水色を見たら何色に見えるでしょうか?
黒いメガネで見て、灰色はどのくらいの暗さに見えるでしょうか?
事実と大きく異なるものを認識します。
思考の牢獄とは、コレ。
なら、どうしたらよいのでしょうか?
それは学習です。
人生で一番大事なことは学ぶこと。
昨日のアーユルヴェーダのブログでも同じことをお伝えしました。
学習は、自己救済を可能にします。
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