2023年5月8日月曜日

自我理想のほうが気に入っている場合は 人一倍ナルチスティックになります

 


わたしたちのなかに生まれたときからありながら、

その心理作用について、

あまりにも多くの人がよく知らないのだろうと思います。


現実の自分ではなく、

理想の自分のほうが大事だとなっていると、

一体どのような心理状態になっていると思いますか?


じつはですね、

人一倍ナルチスティックな自己愛になります。


これへのアプローチは、思春期から青年期の心理課題です。


本来は、

現実の自分に相応しい友人や親友を見つけ、

相手を通して現実の自己の確認をしていくのですね。

この時期の仲間は、

相手を視ているのではなく、

その人の内面をそのまま相手に投射しているような関係です。


こんな風な自分でありたい(自我理想)から、

それにふさわしい相手を選び、

その人に自分を好いて関係してもらうことで、

やっぱり自分は『これ』なんだ。

という手ごたえを感じていく。

なんとまぁややこしいこと。


でもわかる。


そうした付き合いがつくれないでいる場合、

自分の個性や能力が現実的には掴みにくくなります。


その場合はいったいどうするのでしょうか!?


少し前に、

そうした問題を妄想のストーリーのなかに持ち込み、

フラストレーションを消化していくとお話ししましたね。


空想は誰もが体験するもの。


男性はマッチョで強く、戦いに負けない。そしてモテモテでヒーロー。

女性はお姫様チックに崇められて、みんなのあこがれの的。

強者に寵愛されて守られる存在。窮地にはいつも救われる。

なんてのが代表ではないでしょうか?


この時期のナルチスティックな自己愛は、

よく漫画やアニメ、小説などに重ね合わされたりします。

ご本人も書いてたりしますね。


現実で自分の個性の確立を行えないと、

ナルチスティックな自己愛から転換することができず、

そのまま存続させてしまい、

本来の自分は、

それに近い存在だと思い込んでしまうのですね。


なんでも器用にこなしていく人間。

なんでもできてしまう人間。

注目を浴びるような人間。

誰にでも好かれる人間。

ヒーロー、ヒロイン的な存在

という状態が内面で強く存続していきます。


出来ないことや、

わからないことに出会ったとき、

それが困難であればあるほど、

その反動で、

内なるナルチスティックな自己愛はより一層強まる仕組みです。


これが大人になるまでずっと持ち越されてしまうのです。


他者や外部環境とのズレで、

かならず現実否認が起こってしまう要因で、

対人関係や進路や就活に大きく影響していきます。


例えば、

転職や部署替えが起こって、

カルチャーショックの五段階(4/10ブログ)さながらなことが起こると、

第三段階の部分で、

生活が困難になるほどの精神疾患が起こります。


このとき自分のイメージに執着すると、

余計なフラストレーションを引き起こすことになりますので、

手放してしまうほうが心の余裕につながります。




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