2023年5月23日火曜日

現状に相応しい解決策を見いだせない

 


伝えずにわかり合いたい。

どこに問題があるのかわからない。


そんな独特な世界観を持ち歩いているため、

アダルトチルドレンとの関わりや、

アダルトチルドレン同士のカップリングでは、

どちらかが異常なくらいに忠実で、

もうひとりは、

平気で罵声をあびせたり、

注文が多かったり、

または、

家庭に関心を寄せず趣味や外部にばかりを関心を寄せたり、

浮気を平気でするようなケースになりがちです。


罵り合ったり、憎しみあったり、怒りの感情を始終持ち合わせながらも、

愛想が尽きたと口ほどに、

けして問題を解決するような行動には出ない特徴があります。


憎しみが募るような状況になるほど、

逆に、二人の結束(心理的癒着度)が強まります。


憎しみを募らせながら、

伝えることはせず、

いつかは解決するだろうという幻想に着地します。


別れようと考えているけれど、

でも別れない。

トラブルになるほど別れるチャンスとは思えない。


問題に向かおうと考えるけれど、

いざとなると向き合えない。

これはアダルトチルドレン・共依存者によくあるケースです。


本当のところは、

別れたくないの現れです。


なかには『別れようと考えてはいるのよ』といって、

もう何年過ぎているだろうかという人もいます。


その理由は、

問題が解決したら、

今までの関係が変化する可能性があるので、

それを想像するだけで怖いから。


家庭の不穏や混乱した状況意外を、

子どもの頃から知らないからです。


もう一つ考えられる理由は、

喪失体験の苦痛を避けたいため。

一人になるくらいなら、

不幸でも、

誰かが一緒に居てくれるほうがいいという考えからそうなります。


別れようと決断したと考えているその姿がいいことだ。

その姿が好きということも。

自我理想の影響が多分に考えられます。


いつかは解決するかも、、、、

相手が気づいてくれてわかってくれるかも、、、

もっと他に完璧な考え方があるかも、、、

その幻想を抱き続けてしまうところをみて、

周りの人から年齢不相応な行動に映ってしまう原因です。


ちなみに、

依存症同士のカップルは、

自身の依存症問題が解決に向かうほどに、

相手との距離を考え、

別れを意識するのが概ねです。



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