2023年5月9日火曜日

空想・幻想の見分けがつかなくなっていると 人選びに間違いが起こります

 


空想的な自己イメージとファンタジックな自己愛からの成長は、

心理発達論でいうと、

最初に同性の友人に始まって(児童期)、

異性関係へと段階的に体験するのが望ましいといってます。

たしかに成長過程でいくとその通りなんですよね。


ところがナルチスティックな自己愛に気づかず、

自我理想のほうを等身大の自己だと錯覚するような意識作用のままで、

身体だけが成長すると、

他人の観方そのものにも間違いが多くなっていきます。


きっとこんな感じ(理想形)を相手に投射して、

その人とというよりも、

イメージとともに過ごしていくような感じ。

錯覚に気づかないのですね。


青春という名のごとく、

この頃はものの見方だって青いもの。


なんであんな人を好きになったんだろう!?、

なんであんな人と一緒につるんでいたんだろう!?の経験ありませんか?


これは、

自我理想に執着したナルチスティックな自己愛的な状態で、

それにふさわしい相手と思って付き合うからなのです。


空想上は、バランスがとれているというわけ。


これが10代の恋愛のかたち。

実際に付き合って、

現実の相手を視て失望し、まぁこんなもんだよねの経験をします。

これでいいのです。


ところが、

この体験をしてこなかった場合や、

家族から付き合いを猛反対されたりすると、

ファンタジックな意識作用を片づけられないまま青年期に突入します。


生身の他人の行動に触れるだけで、

即傷つくという繊細な状態になります。


青年期になり、

周りが結婚しているから私も僕もという事情で結婚相手を選ぶと、

結婚してから悪夢を見ます。


それはそうなのです。


この人となら幸せになれるかもしれない・・・という、

空想任せで一緒になってる意識ですから、

日常生活のあちこちでズレが生じ、

フラストレーションが溜まる一方だからです。


空想的イメージを、

相手に投射していた意識のほうがずっと問題なのですね。


共依存病理を持っている人の恋愛・結婚は、

一緒になってからのほうがフラストレーションが多くなり、

問題が生じやすいと知ってください。


トレーニングで意識改革をしておくほうをお勧めします( `ー´)ノ



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