2017年4月28日金曜日

プライドが高い人ほど抜け出せない


一口に「依存症」といっても、

アルコール、喫煙、薬物、摂食障害などの食べ物などの物資依存や、

買い物、ギャンブル、危険運転、自虐行為などの行動依存は、

医療の現場での治療が行われています。

相談もしやすい世の中になってます。

ですが、対人依存症の中でも恋愛依存症、ロマンス依存症、セックス依存症は、

医療的措置が必要なモノなのかと思っている人の方が多い。

当事者にしたら大問題なのにね。

どこに相談してよいやら散々迷ったとお聞きします。。。。

これらの相談は、

女性は女性カウンセラーに。男性は男性カウンセラーに相談した方が無難です(*'ω'*)



昨日は、小児欲求と自己卑下と現実否認についてお伝えしました。

「こころ」って奥深いものでしょ。

依存症というと、なんだか弱々しい人の印象と思えるでしょう。

でもね、、、、

しっかり者、

きちんとした人、

高学歴高収入エリート派、

の中にもいます。

いわゆる「出来る人」と評価を受けている人。
 
社会的なメンツがしっかりある人ほど、相談することに抵抗を覚える世の中のようです。



教育熱心、過干渉、管理下、詰責、詰問、体裁、シンボル化、、、、

支配的な養育があると、「温情」の通い合いが少ない。

すると、人はどうしても「温情」を欲しくなる。

頑張る人ほど、甘えたくなる。

でも甘え方がわからない。すると、、、

与える側の役目をして、甘える場所を探していくのね。

 
取引で甘える場所の提供を無自覚に望んでいる。

これが共依存症の心的世界。

A、何かの世話を焼きたい気分

B、何かに傍にいてほしい気分

この二つは表裏一体。
 
たとえどんなに立派な社会人に見せていても、

心の成長はまったく別問題なのよね。

 
さて、出来る人のプライドが高くなる仕組みを分析します。

子どもの頃の記憶には、いい子であれば親に喜んでもらえたはず。

頑張って褒めてもらえることをすればいいんだってなっています。

・良いことをする自分である必要がある。
 
・失敗や失態は関心を失うことである。

「防御壁のプライド」を作ってでも、管理して優位に立つ必要が出来てしまうのよね。
 
安心するにはプライドを高く作るしかない。それは弱さや臆病の裏返し。
 
 
こんな複雑な心理をもともと多く持っていると、
 
「共依存症」は出来る人にとって、多くの満足を得られるように映ってしまうのね。
 
世話を焼いてあげる立場 → 管理する役割が与えられる
 
問題のある人を相手にする → 自己評価の向上
 
人に頼られる人 → 必要とされるような人材
 
などなど蜜の味があるのね。
 
ただし、失敗や失態は許されない。
 
だからプライベートの問題を誰にも口にすることが出来ない状態になるのね。
 
プライドの高さが問題を増長させていることがしばしば見受けられます。
 

困ったことに、追い打ちが掛かるのよ。
 
こんなに尽くしているのに何で!?となり、さらに管理能力の高さから強迫観念が出る。

崩されることへの異常な恐怖心があるから抜け出せない

これも共依存症が進行していく原因です。


ちなみに対人関係が表面化する前に、だいたいアルコールへの傾倒や、

甘い物への傾倒、暴飲暴食、買い物依存などの依存行動がありますね。

以前に取り上げたパーソナリティ傾向が複雑に絡まって、後ろで糸を引いてます。
 
 
 
 
 
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