「裏切られるもの」への過剰と言える恐怖です。
猜疑心。
これが異常に強いです。
「管理・監視・支配」でないと他人との交流が安心できないのです。
愛情を与えてもらえなかったことへの憎悪が、潜在意識で糸を引いています。
それが元手になって、愛情をこの上なく与えくれるかどうか、
物事すべてが、「白か黒か」になります。
一瞬で白、一瞬にして黒です。
ヒトラー思い出すと解りやすいかも。
「愛と憎しみは紙一重」
とは言ったものです。
でもよーく分析するとね、
「愛と欲が紙一重」なのね。
欲が満たされないから憎しみになる。
欲が深い分だけ憎しみはすごい。恨みになっています。
妄想性パーソナリティの中身です。
根拠のない妄想が強く、
裏切りの疑念が強く、
詰問、詰責が激しく、
口論が絶えない。
家庭内暴力。
DV。
モラハラ。
ストーカー行為。
これらの潜在意識には、
繊細すぎる心があります。
一度抱えた緊張が解けたら「理想の人」、相手に過度な親密さを求めていくのね。
熱烈な求愛行動。執拗な求愛行動が起きていきます。
赤ちゃんのような心理状態が潜在意識で働いているのよね。
お腹がすいたらいつでもおっぱいをくれるお母さんが欲しい。
貴方さえいてくれれば何でもできる全知全能な気分になれる「母子一体化」。
それが繰り返されないことへの不満が、
白から黒への極端な妄想思考をうみ、
問題行動へと繋がっていきます。
代表的なものは、
誇大化した異様なプライド。
些細なことで攻撃的。
柔軟さに乏しく、強硬姿勢。
権力闘争で勝つことが重要。
これらはすべて、過剰な繊細さがあるため。
防御壁を持っているから起きていることです。
強烈な執着気質を隠し持ってます。
この妄想性パーソナリティに気づいたなら、
潜在意識で糸を引いている「繊細すぎる心」を認めて、
人を信じるように出直すことが必要になります。
自分もOK 貴方もOKの訓練をしていきましょう。
さて、深刻な妄想性障害に出会ってしまった場合は、
親密になることは極力避けること。
もし、親密な関係に向かっていっていると気づいたなら、
距離をおいていくことです。
早めが大事。
力動でみると「反社会性>妄想性>自己愛性」ですね。
自分のエゴの為に、他者を必ず支配下に置いて納得しようとしていますでしょ。
「歪んだ愛」を渇望。無自覚です。
愛への誤認識。錯覚。盲愛。
経済的援助等は気をつけて避けておくことをおススメします。
彼らは記憶の改ざんの常習者です。
物事の経緯は、彼らの脳ではすべて都合のいいように改ざんします。
意に反せば、怒りの制御不能。
自我防衛機制も復習のパターンになりやすい。
これは幼少期から慢性的にやってきていることですので、
論じるのは無駄です。
期待外れや裏切り等と文句を相手に言われようが、
その際には素直に非を認めて去ったほうが無難。
論じるより逃げるがヨシ。
自分に降伏させることが目的ですので、それを利用して離れる方が利口です。
妄想や猜疑心をぬぐうために、
自分の人生をすべて捧げるようなことで良いのかどうか、
考えることがとても大事です。
ちなみに「共依存症、恋愛依存症」と並んで、
「回避依存症」の男性によくいるタイプです。
独裁者的、ナルシスト的、搾取者的です。
ラブアディクションになる人には、
共通する潜在意識と、養育過程が背景に必ずあるのよね~
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