まだまだあります次は、
自分になることが怖く感じるアイデンティティーがあるんです。
これも自己アイデンティティーの獲得の失敗に加担しています。
お仕置きの感覚が体から抜けず、
怒られる自分が信用できない。
怒る他人も信用できない。
だから、
自分はいらない。
居心地が悪く感じる感覚が、
その人に生涯ついてまわります。
これがあると、
本当の自分をみる力が著しく弱くなり、
自己批判や自己否定をしやすく、
妄想の世界の中で活躍する自己を大事にしてしまうのです。
何不自由ない生活を送れていても、
どこかにもっと幸せになる手段があるはずだと思い浮かんだり、
人は攻撃をしてくるものだから、
いつだってキチンとしていなくちゃとなり、
突き動かされてしまうのです。
感覚からおこる欲求不満とでも言いましょうか。
本来の自分は「もう必要ない」とした転換期があったはずです。
自分を大事にすることよりも、
相手の要望を汲み、
相手に素晴らしいねぇと、
沢山褒めてもらった経験がありませんでしょうか。
大きなショックやトラウマを、
承認欲求はかなり穴埋めしてくれます。
それで癖になって、
相手を手中に収める感覚、
お得意先を沢山得るような感覚に、
味を占めた経験はありませんか。
刺激＆興奮＆快感ループ。
予想がバッチリ当たって安心するループ。
賞賛に値する自分こそが自分アイデンティティーの陰で、
片隅に追いやられた自分になることが怖いアイデンティティーを、
見つけて包み込んでください。
人は苦しんだ分だけ刺激を欲しがる性質があります。
承認欲求は上手に使ったほうがいいもの。
隅に追いやられた自分をちゃんと統合してください。
悲しみも苦しみも全部あなた自身。
一つも溢さずみんな一緒に毎日を生きることが、
大事なんだと知ってください。
そのことを忘れないでくださいね。
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