2019年2月28日木曜日

真面目から生まれる破壊アイデンティティー②(質問回答編)

ご本人以外の人がその演技やなりきりに気づいていても、

なぜご本人だけが見逃していくのか!?


それは『快感』が伴っているためです。


生真面目な人の中あるもの。

・融通が利かない→強迫性

・役割を果たす→規範依存性

それゆえ成果・評価を得ることは快感です。

努力が報われるときの瞬間=達成感が、

彼らにとってはことのほか麻薬なんです。


天才より秀才についてまわる報酬の罠ってやつですね。


生真面目の名にふさわしく、

他人に対していつも温和で接している彼らが、

無下に扱われたとしても、

そうそう反撃に出ることはありません。

ですが我慢の限界に達して発奮したときは、

今まで溜めこんだものがいっぺんに出てくるわけです。


それが圧勝した感覚になってしまうんですね。

勝利達成、初めて得る快感。


ご本人がその快感を忘れられない。

初めて味わったあのときの快感を、

もう一度もう一度と繰り返し求めていくのね。

蘇らせたい。

だから破壊アイデンティティー行動がやめられなくなるの。


強迫観念→強迫行動の繰り返し

強迫性があるために同じ状況や同じ環境を好みます。


最初のときの快感は二度と訪れません。

ですがそのことをご本人は気づきません。

絶対とばかりに、得られるはずだと思い込んで行動します。

病理を見逃している場合、

くじければくじけるほどに固執して、

頭はそのことでいっぱいになり、

夜も眠れないほどになることも。

計画を緻密に練り、

快感を得るための行動をひたすらに考えるようになります。


まるで取り憑かれたように、

手当たり次第に情報を集めるために奔走します。

気に入ったキャラが見つかれば、

髪形、服装、装飾品、持つ物、言葉遣い、態度などの、

スキルアップの研究が始まります。

これらの道具を完璧に使いこなせれば、

あの最初の快感を味わえるはずだとなっているんですね。

これ立派な行動依存なんです。


自信のなさは、

装飾を変え破壊アイデンティティーになりきることでカバーする。

長年手に入れたかった『力』を得た気分になり、

なりきることが『生きがい』になります。

(それは見る人が見ればイタイほどわかるのに・・・・)


もともとの印象が薄く、ノーマルな人ほど陥りやすい現象です。


いずれは妄想の世界が重要になって、

理解のない家族や周りを、

手当たり次第に傷つけずにはいられなくなります。


家族関係の崩壊、

夫婦関係の崩壊、

職場関係の崩壊、

友人関係の崩壊などと広がっていきます。


記憶というものは、

人を助けもしますが、

問題の根源にもなります。


自己防衛したくて持ったキャラクターです。

いきなり「なりきり」の部分を指摘するのはご法度です。


おとなしさの中にあった承認への強い欲求と、

自信がない部分のカバーなのだとして、

片目を瞑って様子をみてください。


ご相談いただいた方のように、

愛情関係の修復に乗り出す気持ちが残っているなら、

初心に返ったようにまず理解することをしてみてください。


あなた自身が相手のオブラートになる様な、

イメージを持つといいかもしれません。

最初の出会いの頃、

ひょっとするとあなたにオブラートのような愛情を感じ取って、

好きになっていたのかもしれませんよね。

忙しさや当たり前の中で、

うっかり大事なオブラートが見当たらなくなっていて、

お相手は寂しくなっていたのかもしれませんよね。

だから、

相手の先入観や誤解を解くように接することだと思います。


なりきりキャラを消し去るのではなくて、

必要がないように心を安心させてあげることではないでしょうか。

生真面目に立場や役割をきちんと果たしているところは素敵な所です。

言葉に出してあげたらいかかでしょうか。



その他の要因はまた明日にします。








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