2019年8月15日木曜日

集団意識の心理構造と世俗伝搬







今日は非自律性の現われを別角度から見てみます。


受け身的な考えから生まれた自我。

自分が作った規範に従うことがどこか脆弱です。


外側で求められればするけれど、

居なければやらない。


これで本音と建て前の仕組みが生まれます。


外面と内面が別人のようにコロコロ変わる人は、

非自律性の表れです。


相手に合わせてカメレオンのようになる人もです。

疑惑があるから、これやるんです。


過去ブログで公開した、

甘え損ねのメカニズムを持っている大人も、

非自律性の表れです。


あなたの見渡す社会。

非自律性のまま大人になって、

世渡り上手となっている人が居ます。


皮膚自我の発達による読み上手、

取引上手になって上手く世渡りしています。


社会的地位や名誉を得ていたりもします。

経済的に成功している人もいます。

これ事実です。


そうした生活で、

受け身的に作った役割仮面や、

反抗で作ったアイデンティティーがどうしても通用しなくなり、

ホントの自分が剥き出しになって、

アイデンティティーの再体制化に手が伸びています。


自分を守るために、

ガードを高くして作った意地とプライドをどう外すのか。

実際にその立場になってみないと、

この苦悩は説明できないものです。


人の痛みの理解とは、

起きてみないとわからないことですね。


起きるまでは、

そんなことは自分に起きないと高を括って、

差別化してたりするもんです。


躓きを期に、

一気に人のなりを整え直すってのも、

ありじゃないかと思うのです。

差別化のない素敵な心身って、

やっぱり大人になるほど大事じゃないでしょうかね。




さてさて、

不良連鎖アイデンティティーの流れの中に、

日本人が正しいと思ってやっている教育法をみつけました。


ほら、周りの人が怒っているでしょ。

こっちを睨んでいるよ。

みんな見てるよ。

だから静かにしないといけないのよッ。

と、

子どもに教えている風景をみます。


周りの人がいなければ、

しつけの対象にはならないのです。

なぜ静かにする必要があるのか、

一貫した説明がない。

独立した風紀がないのね。

こうしたしつけは非自律性の表れなのです。


子どもは大人から、

人が居るときと居ないときの、

器用な使い分けと二面性をスポンジのように吸収します。


大人から子どもへと、

非自律性の伝搬が日常的に行われているのって怖いですね。

集団意識や価値観とは、

そういった危ない習慣を吸収することもあると知ってください。


今までと全く違った目線で社会を観ると、

新しい気づきが沢山ありますよ~

気がついた人から自律性に転じていきましょう(*´з`)





人生哲学観より。

恥を征する者は自律する。

自律するから自立する。

これ真実です。









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