2019年8月3日土曜日

我慢は対面を重んじるためにやるもの

我慢が社会の美談であった時代が長くあります。

親御さんに貰って価値観に根付いているかもしれませんね。


我慢の徳目は、

他人に対して恥ずかしい生活をしていない、

対面を重んじる原理だと言います。


子どもの頃から体裁を重んじるあまり、

体裁同士で交流し、

体裁を大事にし合う。

だから我慢が常に必要となる。


ちょっと危なっかしい仕組みですね。

そんな時代はもう終わり。




意味もわからない幼児期の我慢は、

非自律性と意地を生むだけと知ってください。


寛容さのないしつけは、

世界は自分に対して罰を与えるものだと認知させます。


この要素が影響して、

外の力に屈するという形をとる場合は、

自己統制する力は生まれないことを意味します。

自主性の芽がもうここで奪われます。


日本人の自己肯定感の低さは、

ここから生まれてます。


敵意が増大する場合は、

我慢してまで不信のままの相手に合わせることになります。

屈辱的です。

そうした苦痛の中では、

対面を重んじる意地と負けず嫌いが生まれ、

理想基準が妙な具合になってしまうというわけです。


どっちをとっても良くはないですわ。


自覚できる意地と、

自覚できない意地までありますから。


あなたはどちらの持ち主なのか、

それとも両方なのか。

あなたの人格の根っこを知って、

育て直しをしてください。










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