心理学用語では、心理的近親相姦といいます。
母子一体化という経験がその後を尾を引き、
他者と境界線を引かずに関わり続けてしまう心理状態を指します。
そのなかでも、
母親に呑み込まれた男の子のパターンは、
屈辱の体験から大人になって、
女性にモラハラやDVをやってしまうケースになりやすいのもわかっています。
愛情不足という体験から、
女性という柔らかなイメージの存在に、
男性という剣豪な存在が屈服するという心理体験が、
恨みや憎しみの感情に浸からせてしまうのだろうと思います。
男尊女卑という思想が関係しているだけという見方は誤りです。
親子関係とは、
異性との関係性を最初に学ぶ場でもあります。
そこでの躓きは、
そのように観たくなくても縛られてしまうのですね。
穏やかな関係を望むなら、
男尊女卑、過去そのものを一掃したほうがいいですね。
心を洗って過去からの縛りをほどいていただければと思います。
事実サロンでお会いした人で、
この傷を持っていた人は、
そのことを俎上にのせてトレーニングしたことで、
以前とは違った行動をとれるようになっています。
なによりその人が誰よりも実感して一番喜んでいます。
話を戻しまして、
子どもの頃に親に見捨てられまいと必死になる心理体験は、
人を欲っして執着する行為そのものの体験です。
たいていは、飢餓感として覚えますね。
飢餓感を埋めるための行為がヒットして、
承認される喜びに心が囚われていきます。
今度は、高揚感に恋するような感じです。
好きな人に振り向いてもらえるこの感覚に執着するようになります。
親に恋をするように、
親元から離れない。
親の意見以外は受け入れられない。
自ら親の価値観のなかへと常に戻るような心理体験をし続けます。
もちろん頭では親から離れたい、
親が介入してきてうっとうしいという考えが脳裏にはあるのですが、
実行は出来ません。
実行に躊躇する感覚があることに自覚はあるはずです。
何かが起こるとすぐ退行欲求が始まって、
親のなかへと戻るように物事を紐づける考え方に留まります。
そういうときに働いているのが、
潜在意識下にある心理的近親相姦です。
これは自覚をするほうが扱いやすくなります。
なぜなら自問自答が出来るチャンスが生まれるからです。
退行欲求に気づき、
戻ろうとする働きに一時停止をかけ、
主体性を自分のほうへと取り戻すようにトレーニングをすると、
近親相姦状態だった心をゆっくり分離方向へと導き直していけます。
すぐ切り替えられるというケースも数少ないですがあるにはありますが、
ほとんどの場合は、
どうしても親の顔色を伺ってウン十年というケースですね。
それでも心と真っ直ぐに向き合って、
自分の心の本当の姿を、
真っ向から受け止めるチャンスが訪れていることが大事です。
それほどに『親が好きなら好きッ』と大々的に認めて、
関わり方そのものを俎上に上げ直すことに意味がありますから。
相手がどうとかの問題ではなくて、
あくまでも’自分の心の姿’を理解するのが愛。
自分の心がどういうものなのか、
予想をはるかに超えていても事実として受け止めること。
また、
自分の心はどのような方向性をもっているのか、
どんなペースなら納得がいくのか、
心と向き合って生きるとはどういうことか、
成長するとはどういうことか。
今世懸けての課題と思って向き合っていくのが愛ある暮らし。
課題を大義の一部にしてしまうのも知恵よ。
自分らしい生き方に違いありません。
あなたにしか歩けない学びの道です。
その道を責任をもって生きていくことは素晴らしい体験です。
財産よ。
明日は、アナハタチャクラの改善策です。
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