大切な人を失ったときに、良く起きる胸部の激痛について、
質問を受けるときがあります。
中には、数年ずっと胸部痛を持ち続ける人もいます。
当サロンでは、対人依存症の「ラブ・アディクション」へのセッションをしてますので、
ここでご紹介しておきます。
胸部は、感受、ハートの部分と言われてます。
頭部は、思考、マインド。
命の高揚や危険は、心臓部の保護を通して、感じやすいようにあるようです。
好きになることは、命の拡大。
嫌いになることは、命の侵害と危険を察知して萎縮。
そのため、ハートはとても重要です。
誤魔化しが効かない。
人を必要としたり、好意を寄せていく人は、
たいてい自分に足らないものを持っているような人。
憧れの人のことが多いようです。
そのため、慢性的に不安を持っている人ほど、
過剰にその安心感は止められません。
相手と一緒のときは、命の拡大が始まっています。
繋がりたい思いがいつしか、
繋がっている感覚に陥っていきます。
その大きさは、目には見えないために、無自覚なんですね。
バウンダリーを乗り越えて、
他者と同一化の感覚が起きてます。
安心、保全感もあり、陶酔しているようなもの。
そこで、相手からの一撃が入ると、
同一化していた感覚から、分離へ。
一気に侵害を受けたと感じて、命の萎縮が起きます。
心臓部を守らなければならない。
急激な胸部の保護が必要になります。
筋肉の収縮が起きて痛い。激痛の場合も。
痛みから思考が大混乱に陥っていきます。
怒りに発展することも。
一体化から分離へ。
強制的に、分離を突き付けられたように感じるので、
「胸が引き裂かれるような痛み」を味わうことになります。
現実が受け入れられなくなったり、
思考回路が止まっちゃう。
しかし、感情の逆鱗を経験したのち、
少しずつ冷静になると、
実は、同一化をしていたことが問題なのであって、
相手の一撃が問題ではないことに、気づくことになります。
近しい人でも、バウンダリーは必要です。
何が足らずに、相手に依存していたのか、
そんな都合勝手な自分を、みないでいて欲しいと思っていたのか、
自分の「心の闇」をよく観察していくと、良いかと思います。
課題が隠れています。
実は、このプロセスを踏むと、
より深く自分を理解して、
他人に補ってもらおうとしていた部分を、
自分がちゃんと持ってしまうことが良く起きます。
欲しかったものがハッキリするので、
それに向けて邁進できるからだと思います。
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