2018年6月26日火曜日

あざとい敵は先入観


目の前の人のすべての姿を見るなんてできません。

人が目にすることが出来るのはほんの一部です。


例えば記憶。

目の前の人の5秒前はもう実在しません。

1秒前さえも心象なだけ。


他者への認知は変動制にしておいた方が、

人生を楽しめますよ。


引きずらないほうが良い記憶だってあるんですね。

人は嫌な印象があるモノほど、強く記憶に残ってしまう性質があります。

そのせいでやってしまうのが先入観。

これって過去のデータを基にしたもの。

それで大事なことを見落としてしまったりします。

心配性の人が損をしていることって、

この先入観によるものが多いのです。

先入観は使い方に気をつけましょう。


変な先入観を捨てられないために、心配性になってしまった可能性大。

心配をやめて良いほうに向ける訓練が意識的に必要です。


人間の仕組みを知っておきましょう。

心理学的用語の中でスキーマと言いますが、

人にはある程度の筋書きや枠組みを作る技術が備わっています。

このスキーマのおかげで、

対象や状況を理解し、記憶や再生が働いて行動しやすくしてくれています。

行動を事前に計画することで、

災難を回避したりすることが可能になるわけです。


しかし、その計画に固執すると、

全ての事柄が自分の筋書き通りにきっとなるはずだと推測するようになり、

先入観を重視した行動になってしまうのです。

そう先入観を崇拝しちゃう(*_*)

知らず支配欲と推測がワンセットになって、

どんどんその傾向が強まってしまうわけですね。


推測より、邪推に傾く。

いつのまにかもう臆測の領域に入り込んでいく。


心配性の人は、これで損をしているわけですよ。

新しい開拓が長続きしない。

要らない支配欲だけが強くなる。

すぐ結果が欲しくなる。

そうならないなら途中放棄が多いこと多いこと。

物事をジックリ嗜むことが疎かになるのよね。

知らず偏見の領域に入っているの。


邪推を崇拝するから、

検討違いを真実だと思って落とし穴にハマるのよ。

『人生をはもっと○○なはずでしょ』って迷路に入るのよね。

運が悪くなる流れに入り込む頭の使い方は、

邪推や憶測を信仰して、

そのようになるよう自ら行動してしまうからです。

意図の誤用が具現化されるのね。


例えば、

家族が急に病気になったとします。

一生懸命看病に携わったとします。

その数か月後、看病の甲斐あって回復します。

ここでの経験でスキーマが出来上がります。

起承転結が作られます。

心配性の人は、またすぐそうなるのではないかと先入観に囚われ、

気が休まることがない日が続き、不眠症になる。


自分の見立てた筋書き(スキーマ)を信仰して、

家族の回復後も落ち着かない。

またそうなるかもと先入観が陣取ってしまって、

周りの人への管理が厳しくなったり、

過干渉になったり、愚痴が多くなります。

猜疑心が根付く。


これは看病している人が先入観を捨てることが出来ずに、

元病人に依存して、

自分の精神不安定を何とかして貰おうとしている状態と視れます。

他人の支配にすり替わっていますよね。


元病人以上に病的な心理になってます。

これは家族中が暗い雰囲気になり、

愛情関係が崩れていきます。

運が悪くなるのよね。


精神不安定になり、

意を決してカウンセリングに来る人の中には、

このケースに良く当てはまっています。

本当の敵は先入観です。

先入観はあくまでも先入観を創ったご本人の認知の問題です。



運が悪くなる流れ 邪推→邪見→邪気→悪因悪果

運が良くなる流れ 正見→正気→善因善果

昔の賢人の表現は真髄をついてますわ。

現実を視るほうへ考え方を改めましょう。

それだけで随分と心は軽くなりますわよ。

ちょっとの工夫で脱出の糸口できますよ~









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