2018年10月20日土曜日

規範に隠れていた集団心理教育



本来は幼少期から、

沢山の自由意思をもとに色々なことを経験し(自立性)、

自分の特性や個性を知る必要があります。

機会を作ってあげること。


そこで幼心でつくった幻は、

幼児性万能感ともども打ち砕かれ、

等身大の自分を観る機会になります。

失望を味わいながらもその中で、

悲しみを汲み上げ抱える力や、

そのコントロール術を身につけ、

実直性と確固たるアイデンティティーを形成していきます。


ところがいつまでも子どもの前に、

外部の価値観を優先させるように強く迫り過干渉すると、

この幼児性万能感を粉砕する経験を逃して、

幼児性万能感のまま『自分は出来る人間』と、

勘違いをして大人になってしまうのです。


これを例えていうならば、

砂利道を歩くのでもなく、

舗装道路を歩くのでもなく、

モノレールに乗っておけば目的地に着くよって感じ。


もう既成のレールが出来上がっているので、

それに乗っかっていればケガもなく苦もないさ。

ラクに目的地に着ける自分はとても賢いんだよ。

その選択をした自分は出来ちゃう人でしょって感じ。


こういった環境にある親子病理とは、

境界性が引かれていない同一化で、

親(社会)の価値や常識を追従させ(依存性)、

その枠から逸脱しないように支配・管理し(強迫性)、

そこから出ることは、

馬鹿にされたり、集団から排除される危険性を匂わせ、

自己意思や自己決定を回避させるように仕向けてます。


追従は良い子の証。親は安心と納得。


社会が求める規範や既成価値をしっかり追いかけ続けて、

かつ枠組みの中で頑張れる人格にはなっています。


しかし時が経つにつれ、

成績優秀を見事に治めた人たちでも良く観察すると、

内面の問題が片付いている人と、

片付いていない人とに分かれています。

これが顕著に現れるのが中年期以降です。



掘り下げると、

集団心理の教育は見事に出来てはいるけれど、

個人的な精神性については、

ものすごく未成熟な状態を持たされています。


なぜ今までデキル人のグループに所属していられたのかというと、

①依存する既成の規範が何か周りにあった(依存性)

②それらをしっかりやり続けてさえいれば、優位であった(強迫性)

③模倣していれば大丈夫だったから意見が必要なかった(回避性)

三つの条件が揃っていたんです。


外部と境界線を引いている形跡はほとんどありません。

規律と同一化していて、

追従と記憶と模倣の成績が大変良ろしく、

それらがご本人をある程度救っていた環境だったのです。


しかし、

ひとたび規則性規範や緻密な秩序的なルールが差し出されない場合、

狂いが生じ始めます。

部署替え、昇進で立場が変わったり、

経営方針の変換、より高度な状態を求められたりすると、

自発性や自立性が脆弱なままの人は、

不安定を長引かせます。


これは条件次第で実力が変わる状態だったわけです。

規範を追従し模倣をしていた状態から放り出されたも同然。


自己意思や価値基準をつくる経験が極小だったため、

結果に一っ跳びになってしまいやすく、

口から零れるのは「そうなるにはどうしたらよいでしょうか」と、

他人に代理を頼むに至っています。


自立して独立した考えを導き出すことを回避し、

外に依存をする繰り返しで耐性が備わっていなかったのよ。


ご本人が打ち立てた仮想や仮説は、

どこか実年齢に見合わず、

快楽原則や幼児性万能感がベースになっていて、

降格や雇用条件外の通達を受ける羽目になってます。


規範を守り続け、

情報収集に頼って自らを作っていたアイデンティティーの陰で、

自己アイデンティティーの獲得が失敗に終わってたのね。



ここで大事なこと。

既成価値や規範は、

大難を避けて小難で過ごすことは出来るかもしれません。

しかし、

受難が訪れない保障をしているわけではありません。


覚えてください。

依存性と強迫性と回避性を外したところにあるのが、

自立性です。

自分の意思と経験を軸に律する力がそこでは問われるのです。

その経験をたくさんしてきていますか?


ではどうするのか?

何か初めてやろうとしたとき、

不安や恐怖は当たり前に起こるモノです。(規範の外だから)

そのとき、

不安・恐怖 < 探求心・好奇心

にします。

自分を信頼して実行する。

チャレンジする中で、

強さをもてるようになります。

場数を踏んで、心臓に毛が生えたようになるもの(笑)

慣れですわ。


人目なんか気にするもんでない。

(※誇大自己ほど優劣意識に超敏感だ!と覚えてください)

人目・評価 < 経験・実感・等身大

経験による実感を活かし続ければ、

自分が何を必要としていて、

何が必要ないか気がつけます。

ずばり野生の勘を取り戻せて、

自分本来の道に戻るってわけよ。



今日の洞察☆

ピンチをチャンスと捉えて、

意欲を取り戻すことがスタート。

規範や規律を守ることしかしなかった人は、

強迫症状や強迫性神経症を持っていることが多いので、

まず恐怖心を拭うことが先決よ。


恐怖が起きないことを探してたら、

やってきたことの中にしか居られないわ。

留まるか発展するかよく考えること。

自分の道は自分で決めることです。(←自立性ね)


次に即決速攻は快楽原則と視ます。

プロセスを自分で創造する時間を持ちます。(←自立性ね)

代理では今までと何も変わりません。


本物のリーダーや優秀とはなんぞや!?

今までの型やぶりで挑んでみましょう。


ちなみに、

もともと義務や責任を重んじる人たちです。

一度心育をやってみようと決意すると勤勉さに火がついて、

真面目が表面化します( `ー´)ノ

(やっぱり努力家♪)

その際は、○○でなければならないと、

強く迫らせないように気をつけてあげてね(*´з`)








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