本来は幼少期から、
沢山の自由意思をもとに色々なことを経験し(自立性)、
自分の特性や個性を知る必要があります。
機会を作ってあげること。
そこで幼心でつくった幻は、
幼児性万能感ともども打ち砕かれ、
等身大の自分を観る機会になります。
失望を味わいながらもその中で、
悲しみを汲み上げ抱える力や、
そのコントロール術を身につけ、
実直性と確固たるアイデンティティーを形成していきます。
ところがいつまでも子どもの前に、
外部の価値観を優先させるように強く迫り過干渉すると、
この幼児性万能感を粉砕する経験を逃して、
幼児性万能感のまま『自分は出来る人間』と、
勘違いをして大人になってしまうのです。
これを例えていうならば、
砂利道を歩くのでもなく、
舗装道路を歩くのでもなく、
モノレールに乗っておけば目的地に着くよって感じ。
もう既成のレールが出来上がっているので、
それに乗っかっていればケガもなく苦もないさ。
ラクに目的地に着ける自分はとても賢いんだよ。
その選択をした自分は出来ちゃう人でしょって感じ。
こういった環境にある親子病理とは、
境界性が引かれていない同一化で、
親(社会)の価値や常識を追従させ(依存性)、
その枠から逸脱しないように支配・管理し(強迫性)、
そこから出ることは、
馬鹿にされたり、集団から排除される危険性を匂わせ、
自己意思や自己決定を回避させるように仕向けてます。
追従は良い子の証。親は安心と納得。
社会が求める規範や既成価値をしっかり追いかけ続けて、
かつ枠組みの中で頑張れる人格にはなっています。
しかし時が経つにつれ、
成績優秀を見事に治めた人たちでも良く観察すると、
内面の問題が片付いている人と、
片付いていない人とに分かれています。
これが顕著に現れるのが中年期以降です。
掘り下げると、
集団心理の教育は見事に出来てはいるけれど、
個人的な精神性については、
ものすごく未成熟な状態を持たされています。
なぜ今までデキル人のグループに所属していられたのかというと、
①依存する既成の規範が何か周りにあった(依存性)
②それらをしっかりやり続けてさえいれば、優位であった(強迫性)
③模倣していれば大丈夫だったから意見が必要なかった(回避性)
三つの条件が揃っていたんです。
外部と境界線を引いている形跡はほとんどありません。
規律と同一化していて、
追従と記憶と模倣の成績が大変良ろしく、
それらがご本人をある程度救っていた環境だったのです。
しかし、
ひとたび規則性規範や緻密な秩序的なルールが差し出されない場合、
狂いが生じ始めます。
部署替え、昇進で立場が変わったり、
経営方針の変換、より高度な状態を求められたりすると、
自発性や自立性が脆弱なままの人は、
不安定を長引かせます。
これは条件次第で実力が変わる状態だったわけです。
規範を追従し模倣をしていた状態から放り出されたも同然。
自己意思や価値基準をつくる経験が極小だったため、
結果に一っ跳びになってしまいやすく、
口から零れるのは「そうなるにはどうしたらよいでしょうか」と、
他人に代理を頼むに至っています。
自立して独立した考えを導き出すことを回避し、
外に依存をする繰り返しで耐性が備わっていなかったのよ。
ご本人が打ち立てた仮想や仮説は、
どこか実年齢に見合わず、
快楽原則や幼児性万能感がベースになっていて、
降格や雇用条件外の通達を受ける羽目になってます。
規範を守り続け、
情報収集に頼って自らを作っていたアイデンティティーの陰で、
自己アイデンティティーの獲得が失敗に終わってたのね。
ここで大事なこと。
既成価値や規範は、
大難を避けて小難で過ごすことは出来るかもしれません。
しかし、
受難が訪れない保障をしているわけではありません。
覚えてください。
依存性と強迫性と回避性を外したところにあるのが、
自立性です。
自分の意思と経験を軸に律する力がそこでは問われるのです。
その経験をたくさんしてきていますか?
ではどうするのか?
何か初めてやろうとしたとき、
不安や恐怖は当たり前に起こるモノです。(規範の外だから)
そのとき、
不安・恐怖 < 探求心・好奇心
にします。
自分を信頼して実行する。
チャレンジする中で、
強さをもてるようになります。
場数を踏んで、心臓に毛が生えたようになるもの(笑)
慣れですわ。
人目なんか気にするもんでない。
(※誇大自己ほど優劣意識に超敏感だ!と覚えてください)
人目・評価 < 経験・実感・等身大
経験による実感を活かし続ければ、
自分が何を必要としていて、
何が必要ないか気がつけます。
ずばり野生の勘を取り戻せて、
自分本来の道に戻るってわけよ。
今日の洞察☆
ピンチをチャンスと捉えて、
意欲を取り戻すことがスタート。
規範や規律を守ることしかしなかった人は、
強迫症状や強迫性神経症を持っていることが多いので、
まず恐怖心を拭うことが先決よ。
恐怖が起きないことを探してたら、
やってきたことの中にしか居られないわ。
留まるか発展するかよく考えること。
自分の道は自分で決めることです。(←自立性ね)
次に即決速攻は快楽原則と視ます。
プロセスを自分で創造する時間を持ちます。(←自立性ね)
代理では今までと何も変わりません。
本物のリーダーや優秀とはなんぞや!?
今までの型やぶりで挑んでみましょう。
ちなみに、
もともと義務や責任を重んじる人たちです。
一度心育をやってみようと決意すると勤勉さに火がついて、
真面目が表面化します( `ー´)ノ
(やっぱり努力家♪)
その際は、○○でなければならないと、
強く迫らせないように気をつけてあげてね(*´з`)
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