2018年10月4日木曜日

誇大自己が暴走すると事態が大事になる



歪んだ自己愛性。

誇大化自己が肥大した状態とは、

誰よりも絶大的な力を持ってしまったように錯覚する状態を、

イメージしてもらえるといいと思います。


これを児童分析から説明すると、

乳児がおっぱいをもらえず気分を損ねたから、

どこでも場所をはばからず大泣きしている状態だといいます。

(なるほど)

妄想分裂ポジションからの物言いは瞬間的な選択です。


いわばこの状態は天下を取りにいく勢いなのです。


先日までのことを一旦まとめると、

抑うつポジション → 萎縮した自己愛(ちっちゃくなりすぎ)

妄想分裂ポジション → 誇大化した自己愛(でっかくなりすぎ)

が基本にあって、

誇大自己が肥大し続けて、

(自己愛性障害) → 自己愛性パーソナリティ

に移行していく仕組みです。


自己愛性に加担する養育環境には大まかに二つあります。


ずっと家族にちやほやされて誇大自己が肥大していく場合と、

一度委縮した自己が何かのきっかけで暴発する場合です。

極端から極端へと走るのは後者ね。

劣等感から一気に優越感へとベクトルが変更されます。

境界性に深く関わるのは後者よね。


自己愛性パーソナリティの場合は、

普段は自信満々な感じを表に出していますよ。

他人と比べて、

自分は素晴らしく優位であるかを気にしています。

どうしても華美加飾ぎみになりやすい。


この人たちの行動パターンをお知りになりたければ、

今年2月後半からブログで取り上げてます。

異様にプライドが高く、

人を攻撃支配をしなければ気がすまない人たちからの脱出作戦。

こちらも一緒に合わせて読んでいただければ、

参考になるかと思います。

なので詳しいことは割愛させていただきます(*'ω'*)


今回のお話は自己愛性パーソナリティがベースにあって、

何かの均衡が崩れて不安定に変わり、

自己の持つイメージが崩れそうになったとき、

境界性パーソナリテイ障害特有の行動が発症し、

付け加わる感じです。


≪二人だけの狭い世界で起きることですのでね。

他人にそのことを相談しようにも、

周りの人たちは常日頃の自信満々状態のイメージが強すぎて、

話を取り合わなかったりします≫


萎縮した自己愛が飛び出して来たときは、

別人です。

いつもは自分が一番正しいと、

天下統一を狙っていた傲慢が、

一気に子どもにまで戻る感じです。


自己愛性パーソナリティと境界性がドッキングした場合は、

愛着対象者にしかこの姿は見せません。


そのため、

既婚している愛着対象者に問われることが二つあります。

一つは驚かないこと。

もともと持っていた二面性が顕著に現れただけです。


いつもは愛着対象者も彼らに従っていることが常なはずです。

主従関係で自然と統治されていることが多いです。

しかし、

この時ばかりは、母親や父親のような逆転の立場を求められてます。


もう一つは、

高圧的態度に共振しないで、気持ちを汲むことです。


わざわざ信頼を裏切るような言動を次々します。(天邪鬼発動)

その言葉を鵜呑みにしないで、

ビクビクしている気持ちを汲むことをしてみてください。


とくに自己愛性パーソナリティと依存性パーソナリティは、

ガツッと凹凸がハマっていて、役割分担がハッキリしています。

しかし、

事態が起きてくれたことで、

二人の内面な関係はちょっと均衡に向けて動き出します。

(依存性の人は相手を理想化し過ぎている傾向があります)


普段誇大化自己が肥大しているのが常な自己愛性パーソナリティが、

境界性パーソナリテイ障害を発症したときは、

萎縮した自己愛に優しい手をかけてあげる母のような感じがいいですよ。

とりあえず萎縮した自己愛を励まして、

少しずつ和らぐようにし境界性が落ち着くのを待ってあげることです。


今日の洞察☆

誇大自己は幻想にすぎず。

妄想や幻想は、心の中の虚しさを隠すためにつくるもの。

ここにはくれぐれも触れないでください。。。。(*´з`)

触れると事態が悪化します。

彼らのお高いプライドには手をかけないで終息を狙いましょう。

ここはポイントです。








湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki
☆電話カウンセリング専用ダイヤル開設0467-**-**** (10月中旬受付開始)☆
メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応可
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
http://www.ryohanamizuki.com/
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中