2018年10月31日水曜日

親からの自立に後ろめたさを感じている


新しい価値観を選ぼうとしたり、

ルールを作ろうとして奮起しても、

なぜか留まろうとする気持ちが起きる場合があるの。

今日はそのことに触れてみます。




優秀・優等生を選び続けて、

親の期待に応えようと頑張って来た人ほど、

実は親に強い拘りを残し続けています。


①過干渉タイプの親

②育児放棄や無関心の親


養育環境は真逆なのですが、

子どもの心は、

・安心できない

・不承認環境

・愛情で安心する感覚がまだない

が共通しています。


どんなに優秀になっても、

どれかが残っているのね。

規範(言いつけ)が自我と一体化しているから、

心は親とつながろうと必死なんです。(←ポイント)


親が「どう思うか」がまず気になる。

その場にいなくても気になる。

つながりたい強い気持と同時に、

自分の状況を親が褒めてくれるかどうかも、

一体化しています。

アイデンティティーとはちょっと複雑なものですね。



結婚して所帯を持っていてもです。


言いつけをしっかり守ろうとする人のほうが、

知らずにこころは親の面影とつながりたいと強く思っていて、

かつ自分の意思や価値観を見つけようとすると、

不思議と失速します。


心理学用語では「分離の躓き」といいます。


最終的に萎縮した自己愛に結局至り、

なぜだか後ろめたくなってやめちゃうのよね。


これは、

・同一化

・境界性

・反抗期

の問題がある証で、

青春期心性の延長中です。

本来片づけておく必要があった成長が、

そのまま持ち越されて歳を重ねていきます。

身体と心は決して一緒には成長してくれないもの。

ちょっとそのことに興味を持ってください。


明日に続きます。








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