自己愛性についても着目する必要があります。
以前のブログに、
親の姿を誇大(理想)化して畏怖してると、
子どもの自己愛が萎縮していると説明しましたでしょ。
親の姿(イマーゴ)の前に屈し萎縮している状態が、
境界性パーソナリテイで、
誇大自己の肥大によって、
親の期待も何もかも撥ね退けた一見頑丈そうな状態が、
自己愛性パーソナリティです。
自己愛性パーソナリティは、
傲慢で、特別視があり、自信にあふれ、
どこから見ても揺るがないような人物に見えます。
高飛車で、特権意識もあり、エリート意識も持っていたりします。
その態度は人を見下しし、不安など何一つ無い様な振る舞いをしてます。
常日頃、高慢や傲慢な態度が視られます。
注目や賞賛、取り巻きを必要とし、
またご本人もそのような振る舞いをしていきます。
ナルシシスト、独裁者、華美加飾などの印象を、
自ら演出している感じを受けると思います。
自らの失態や恥は、けして受け入れられません。
躁的防衛で反発したり、
隠したり嘘をつきます。
忠告やアドバイスも受け入れられず、
自分が目下や劣位になることを決して好みません。
怒りの感情を露わにしてはね除けようとします。
おおよそこのタイプの周りには、
似たようなタイプか、
もしくは彼らに力の投影をした依存性パーソナリティが、
取り巻くことがほとんど。
しかし、
親しくなるとその自信に満ちた状態は、
気分によってものすごく激しい変動型なのが見て取れます。
公用社用人格とは全くの別人が飛び出してきます。
感情がコントロールできず、
暴言や暴力、高圧的な態度がすぐ飛び出してきます。
不安を不満にすり替えて、
激しい支配や監視をし始めます。
このタイプは、
たばこやアルコールに沈溺、
危険行為や興奮状態を好む傾向があります。
愛情飢餓から別の依存症を併発していることが大変多いです。
満たされない空虚感を、
場当たり的な興奮と刺激で埋め合わせたがります。
華美加飾に走りやすく、
また異性関係を派手に繰り返すことに、快感を覚えていきやすいです。
境界性の部分は、極一部いわゆる伴侶ぐらいにしか、
自分の弱々しさや孤独をみせません。
(見せられません)
プライドが異常に高いわりには、
心の中に幼少期から孤独感や劣等感を持ち続けていて、
解消することが出来ずに持ちこしています。
自信満々の外面人格の下に、
依存対象を常に必要としています。
分厚くなってしまった外交人格が、
ご本人の軟な本来の姿を容易に受容しません。
長く躁的防衛によって、
自分の問題をおざなりにしていますので、
膨大な量を受け止めることに恐怖を抱いてます。
受け止めるくらいなら、
今までの通りに撥ね退けてしまうほうが容易い。
ずっと今までもそれで通用したのだからと算段しやすいのでね。
人間関係において、
この状態が続くと思わないほうがいいです。
この自己愛性パーソナリティは、
歳を取ればとるほど孤独になっっていく仕組みです。
(これ結構知らない人が多い)
周りの精神年齢が上がっていき、
残るのは依存性パーソナリティの人だけになるからなんです。
つまり、
自分の代理や代弁が効かなくなっていくのよね。
なぜなら、、、、
依存性パーソナリティは外を追従し記憶をし、
自己意思をつくる習慣がないからです。
回避性が伴っているのね。
結果、
自分を庇護する人がまったく頼りにならない状態になるのよ。
気がついたときは遅いのよ。
もし自分が自己愛性パーソナリティの傾向が多大にあると思った人は、
人の意見の中には、
自分の成長を手伝ってくれている言語があったはずだと、
意味づけを変えてみます。
一人内省ね。
まずはその辺りから受容し、
実際に活用することをしてみましょう。
他には目線を変えてみましょうかね。
哲学的に視ると、
『謝れない人は情けない人でもある』なのよ。(←古来の言葉よ)
その言葉は、
謝れない人は、愛情がない人って意味。
躁的防衛をして、
恥など自分には一つもないと撥ね退けても、
その姿は雄雄しさではなくて、、、、
幼い姿としてバッチリ相手側には受容されてますのよ。
今日の洞察☆
自己愛性障害になると、
それはもっと困難を要します。
是非とも早めの自覚と、
内省をする習慣に変えて、
自分を救ってあげることだと思います。
(余談)
モラハラやDV関連で心理分析をしていると、
自己愛性パーソナリティと境界性のドッキングは、
自己誇示がハッキリとみられ、
かつ繰り返されるので、
愛着対象者に選ばれたとしても、
身の危険が迫る様な感じになって、
意外と境界性パーソナリテイ障害のサポーターとして、
側にいられないって決断をし、
早めにご破算にしているのよね。
一方問題が長引いた人たちのケースは、
献身的に映る依存性パーソナリティが強く残っていた人たちです。
愛情深いのではなくて、
一人になるのが怖い人たちです。
追従することに留まっているパーソナリティのため、
自己判断が難しくなっていたため、
長い間のモラハラと暴力にただ耐えていました。
躁的防衛を病気の現われだとして、
責任回避をされては困ります。
また、それを指摘できないのも困ります。
愛着対象者には、
気分の安定力が高く求められ、
かつ冷静に相手の問題を境界線を引いて諭せるスキルが求められます。
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