2018年10月1日月曜日

衝動的な攻撃に至る妄想分裂ポジションの仕組み


早いもので今日から10月です。

とは言いつつも、外は台風の影響が気になります。

ゆっくりと心を落ち着けて取り組むなんて難しくもありますね。


境界性の問題は心がざわつくものでもあります。

記事に該当すると人の心は生理的嫌悪を起こします。

その時は無理をせずに、

しばらくブログを閲覧するのを控えるのも手段の一つです。

メンタルヘルスは急がないのが良いから(*^^)v

外部の環境やお天気によって、

心の耐性が落ちているときは無理をしないこと。

これを忘れないでくださいね。


では始めます。

本来人間の心は不愉快な行動にぶつかった時、

そのあとの行動が、

しょんぼりする「抑うつポジション」か、

不快感覚に心奪われ怒りを爆発させる「妄想分裂ポジション」とに、

分かれます。


境界性パーソナリテイ障害の人たちは、

極端な物事の味方や基準があって、

ちょっとでもそこからズレると、

過敏に反応して、

この両極端の二つが過激に入れ代わり立ち代わり出てきて、

すごく大変です"(-""-)"


2、3分でコロッと変わってしまうことが当たり前。

嬉しいことがあるともう天にも昇る感じで、

かと思うと途端に絶望のようになることがしょっちゅうです。


ご本人も安定を望みたい気持ちがあるんですが、

どうにも心が刺激物を自然と望んでいくんですね。

(癖の仕組みね、、、、)


愛着対象者が一番苦労するのが、

この怒りの暴発への対処です。


この妄想分裂ポジションの仕組みを説明します。

精神分析者が児童分析を手掛けて発見したものです。

その仕組みはまず乳児に着目しています。


対象者が自分の欲求を満たしてくれると満足しご機嫌→良いおっぱい

それが損なわれて満たされないと途端に泣き叫んで不機嫌になる→悪いおっぱい

その場その場の欲求を満たしてくれかどうかが基準になってます。

満たされるか満たされないかが基準で、

満たされなければ不快の激情に呑まれて、

非をすべて相手のせいにして、

お構いなく怒りをぶちまけて当たり散らしていきます。

この攻撃状態を「妄想・分裂ポジション」と名付けています。


ちょっと大きくなって幼児になると、

乳児期のただわめいて泣き叫び、怒りをぶちまけていたのとは違って、

良いおっぱいも悪いおっぱいも、実は同一人物だと認識しはじめます。

不快感覚にばかりとらわれず、自分の非を認め、

受け止められるようになり、

しょんぼりするようになります。

これを「抑うつポジション」と名付けています。


しかし、

自分の非を認めるのは大変苦痛を伴います。

しょぼんとした不快な感覚に襲われることそのものを恐怖とし、

免れるための手段をつくります。

抑うつポジションを撥ね退ける手段に出るのです。


強がって撥ね退けて、

何もなかったことのようにする手段。

それが怒りの暴発。

『躁的防衛」をするようになるのね。


妄想分裂ポジションの状態が多々出てくる人は、

心の成長課程がこの時期の段階のまま止まっていると言えます。


境界性パーソナリテイ障害や、

(もっとその傾向が高い)自己愛性パーソナリティ傾向の人は、

これに瞬間的に陥りやすいです。


愛着対象者はこの躁的防衛の被害によくあうのね。

非はすべて愛着対象者のせい。

おまけに多種多様の攻撃まで受けます。

多くの人がここで、割に合わないと思って別離を選ぶのね(親子は別)。


境界性にせよ自己愛性にせよ、

成長を拒む限り人間関係の問題は生涯続きます。

なぜなら、

妄想分裂ポジションばかりを選択するということは、

「懺悔と感謝の学習」も頓挫しているからです。

人間関係において、この懺悔と感謝がない場合は、

どうなると思いますか?


誠の反省はないに等しいことになります。

一番欲しかったはずの愛情が、遠のいていくです。

愛情関係を創ることなど叶いません。(だから支配するになる)


さらにその状況を続けていき、

躁的防衛も通用しなくなった場合はどうなるのでしょうか?

良く陥ってしまう病気の代表が、

・うつ病

・双極性うつ病

・心身症

・孤立化や引きこもり

などです。


躁的防衛中はすごく強気です。

妄想分裂ポジションになっているときの心は、

誇大自己が肥大した状態になってますので、

無敵な感覚になります。


愛着対象者や周りの人に対して怒りを暴発させたあとは、

「清々した」

「居なくなってすっきり」

「何あれ、ダメでしょ」

「ろくでもない」

「別れて良かった」と、

声高々に周囲の方に漏らしていることが多いですね。


しかし境界性は心の不安定の持ち主です。

これが続きません。


しばらくして、

身の回りが上手く一人で熟せなくなったり、

新しい人とうまくいかなくなったり、

環境に不安定さが少しでも現れると、

内なる愛情飢餓がボワッと吹き出し、

途端に弱気になって愛着対象を外に探しにいきます。


今日の洞察☆

躁的防衛を正当化してしまうと、

どこまでも問題に目が向くことはありません!



(横道ずれます)

これ以前のブログで見たことありませんか!?

モラハラ構造にまんま当てはまるんですよね。

境界性パーソナリテイ障害の発症中の行為は、

他人を傷つけやすい行為なのですね。

(加害者ですよ)

ちゃんと自覚しましょう。



境界性パーソナリテイ障害に思い当たるなぁと思った人は、

まず情動のコントロール不全を自覚しましょう。

幼少期からの環境において形成してしまった癖なんですね。

だから大人への階段を登ろうとステップを踏んでください。


激しく変わりやすい情動が出てきたら、

その後のリカバリー能力をプラスすること。


(ホップ)いつものように感情が出てきてしまった。

(ステップ)待てよ大丈夫だ落ち着こう。瞬発的に動かないで待とう。(深呼吸中)

(ジャンプ)気持ちが落ち着いた、今日はこっちの行動をしてみよう。


大まかに言ってこんな感じですね。

怒りの感情を抱える訓練です。

こっち・・・・普段から内省しておいてプランを立てておきます)

面倒でも継続性を持って繰り返し、

王道を選んでいきましょう。

簡便なものって、やっぱりすぐリバウンドをするんですよ"(-""-)"


本人のアイデアが一番自分に合っていることが多いんです。

自立性を強化するためにも、

個人でプランを立てるようにしてみましょう。







湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki☆メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応☆
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中