現代は若年層の自己破産が減少する一方で、
中高年層の自己破産が増加しているとお伝えしました。
平成時代の人よりも昭和時代の人のほうが、
お金の使い方が荒いのでしょうか。
ここには物質至上主義が関係しています。
近代文化とは人のゆとりを生むとされ、
沢山の開発を成されてきています。
しかし、そのゆとりを作ろうとする人たちは、
ゆとりとは程遠く社会に駆り出されっぱなしを、
余儀なくされていました。
その影響は家庭に現れました。
親が居るときと居ないときとでは、
あからさまな違いが生まれていました。
親に干渉をされる面倒な時間と、
親の干渉から免れる甘い時間の差。
親が在宅中は、親の規範を押し付けられます。
親もその方が合理的です。
一方で親が不在であれば自由です。
この極端な緊張と弛緩は、
人間の人格に二つの面を作りやすくしてしまいました。
二面性です。
(人に甘えさせない大人人格と子どものままでいたい人格よ)
背伸びをする大人の時間(かりそめの自立心)と、
何もしなくてよい甘えられる時間(幼児退行)。
これが習慣化します。
器用に使い分けると統合が難しくなるのよね。
分裂気質。
一度覚えた蜜の味は、脳に記憶されそれを欲しがります。
すると使いたくなって、生涯付きまといます。
さらに、
親もさながら子も、
合理化の陰で自分の不満を物で埋め合わせることに、
慣れ親しんでいきます。
ご褒美。
知ってますか!?
これでなんとか心の不満を埋め合わせているのです。
それが習慣化されると、
脳は勝手に刺激を求めて探し始めます。
買い物への依存です。
物を得る興奮と快感を欲していきます。
ないとつまらなく感じます。
そこに暗躍するのが人の「見栄」ですよ。
誇大自己は見栄とも言い換えられますのでね。
如何ほどにして他者と差をつけるか。
その算段に使われるのが大きな買い物なのです。
人生の中で一番大きな買い物だろうとされている「家」。
昭和時代の頃は、
収入も上り調子が当たり前で、
永年就職で安定を持てると考えられてました。
(定年退職後は退職金と共に海外暮らし案なんてブームってたわ)
昭和モデルが一体化している場合、
物を買う習慣と体裁を気にしたり見栄を張る習慣、
ならびに社会的評価の情報を追従していく習慣とが合わさると、
身の丈に合わない買い物を、
次々にしてしまう危険が生まれます。
そこに近代の中年層の問題を合わせると、
自己破産が増加する原因がわかります。
それは晩婚化のことです。
ブログを読んでて「結構リアルだね」と、
最近ご感想を頂きます。
境界性は誰にでも関わるデリケートな問題ですし、
私たちが受けている教育システム上、
とても身近なことだと思います。
サロンで沢山の方々とお会いしますが、
その年齢層は10代から80代までとかなりの年齢幅があります。
でも、
心の問題として考えた場合は、
実年齢は関係ないんです。
だから親と子が一緒に同じ問題に取り組むことも、
けして珍しくはないんですね。
リアルだと思う方は、
ひとつづつ丁寧に紐解いていかれるとよろしいかと思います。
今までの過去の経験を結び直すチャンスと捉えてくださいね(*'ω'*)
常々サロンでもお伝えしておりますが、
メンタルヘルスは、個人のパーソナリティの善悪を問うものではありません。
パーソナリティに関わる心の仕組みを理解して、
新たに楽しんで形成するきっかけを得るに過ぎません。
植物を育てることによく似ています。
伸びすぎたモノや生い茂りすぎたモノは思い切って剪定をする。
必要な部分を捉えて可能性に掛けてみる。
どんな形になるのか、ちょっとした楽しみと希望にして、
ずっと大事に共に過ごすような感じです。
心は可塑性。
生涯育て上げる気持ちで取り組んでいただけると、
私としても幸いです。
明日へ続きます。
湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki
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