2019年3月1日金曜日

真面目から生まれる破壊アイデンティティー③(質問回答編)

その他の要因として、

背景に強迫性と共に「完璧主義」があるため、

ひとたびぼろが出て指摘をされれば、

窮地に立たされたと感じます。

几帳面、潔癖主義、フェチ的要素がある人は、

そこからちょっとでもずれると、

ストレスがどうしても強いから。


そのため逃げるか戦うかの極端化に走りやすい。


戦うを選べば、

全てが悪いんだ、なんでいつも自分ばっかり、

こんなのはもう嫌だとばかりに逆上。

激怒と衝動行為が飛び出してくるってわけなんです。


自身のブランディング(なりきり人格)の失敗に気づき、

我に返るときはどん底。

なりきり中に撒き散らしたものの片づけに追われて、

にっちもさっちもいかないなんて経緯になることが少なくありません。


妄想性はご本人が気づかないと脱出できません。

人間ってどん底に至ることで、

やっと本来に返ることが出来るんでしょうかね。


周囲の人は、

なりきり人格の動機を見抜いてあげることが必要です。

「否認されたエゴと承認への欲求」

「自分に注目してほしい願望」

「自分は弱くなんてない強いんだ、皆すごい奴だと恐れてくれ」

知っておくと、

破壊アイデンティティーの出現に動揺することはないでしょう。


おとなしい印象の中身には、

・恥をかきたくない

・変化をしたくない

がよくあります。

これは同時に、

自分への期待値が必要以上に高いことを示します。

そのため頑として同じ考えや行動しか、したがらない。

覚えておくといいですよ。


関係者や近親者は相手のなりきり人格のために、

「それをわかって先に折れてあげる」のも愛情ですね。

その上で相手がどのような今後を望んでいるのか、

総括して見てあげることだと思います。


今回のケースは強迫性があり生真面目さが根強くあったがため。

倫理的な行動内になんとかギリギリ治まっています。

それがなかったらどうなるかというと、

自己愛主義者へと走っていきます。


例えば、

妻や家族に隠れて浮気をする性エネルギーへと転換するとか。

家族のための生活費を最小限にして、

自分の趣味や娯楽に際限なく注ぎこむとか。

優位性、興奮・快楽を有する何かを見つけ出しています。

強迫性が成果主義へとつながって、

快楽に溺れるドーパミンジャンキーに陥っていきます。


別のアイデンティティーをつくってでも、

適応しようとするのが人間です。

よく観察しておかないと、

うっかり選んだ選択肢が、

高次ではなくて低次に向かい続けるものだと知っておいてください。






女性から質問が重なって寄せられた原因としては、

実は、、、青春期心性を中高年にまで持ち込んだ男性に、

よく見られるケースでもあるからです。

(お耳に入れといて)


昭和時代では、

完全役割分担制を社会で推奨してました。

女性は経済力を男性にお任せっきりのことが多い。


ご主人の経済力や地位や肩書で、

妻ご自身の存在価値を見出していることが多い。

そのためご主人の変貌ぶりに困惑しながらも、

奥様自身が経済力を持っていない、

存在価値を失いかねないから離婚が出来ないが非情に多いです。


専業主婦に徹してきたため仕事のスキルもないし、

また年齢的にも就活が難しい。

そんな理由がゴロゴロ出てくるため、

袋小路に追い込まれた状態になっていることが珍しくありません。


愛情関係はすでに崩壊し、

諦めモードで緊迫状態だったりします。


就活を諦めないことです。

職種を選びすぎていませんか。

またシニアの方が、

シニアの方のサポートをする活動もあります。

条件をちょっと緩和してみるといいかもしれません。

日中の数時間を利用して、

気分転換が出来たほうがいいですものね。

ご本人が閉ざされた状態から脱出して英気を養わないとね。

社会に出ることで色んなヒントやアドバイスを得ることがありますし、

ちょっとでも経済的のゆとりになります。


役割分担制のカップリングの場合、

心理的自立度は決して高くないと知ってください。

同一型のため、心理的カプセル化している可能性大。

心理的距離(境界線)を置きながら見守り、

必要なことだけを援助していきます。

相手の気分や要望にすぐ反応して、

感情的に呑まれないようにするスキルが必要です。

(自分の感情にだけは責任を持つ)


「男性が妻や家族に蔑まれた、疎外された感じがした」

そんなところから始まっていることが多いです。

生真面目さから罪悪感が生まれ、

そのための補償行為をしなければならない緊迫感が、

誘発材料だったりします。


正直いってしまうと、

女性の「そんな夫を面倒くさい」と思う無表情が、

無視に映ったりしてますのでね。

これは夫に劣等意識があることを証明しているようなもの。

(理想主義・成果主義な男の性だね)

会話で相手の先入観や勘違いを、

一旦宥めるようにしてみるといいですよ。


あとちょっとしたアドバイスですが、

カウンセリングの意義は、

ずばり言ってしまうと、

ご本人が自分の意思でカウンセリングに行こうと思うことなんです。

自分の問題として視れているかが大事。

これで半分は良くなっているようなものなのです。


一方、

妻に行かされたとか、

連れてこられた場合は残念ですが、

ご本人がまだ自分のこととして向き合う納得が得られていないため、

効果には時間がかかります。

プライドの邪魔がただ入るだけ。

これは大人も子どもも一緒です。


相手をいきなり変えようと思うことは、

相手に恥をかかせ、

意地を張らせることになりやすい。

それはパートナーとして不本意だろうと思います。

「早急解決」は「意地の張り合い」の表現違いなだけです。

頭の片隅にいれておいてください。


明日はご質問に応えて、

青春期心性を持ちこした中高年が陥ってしまう介護期の問題。

これをざっとお話しいたします。









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