2019年3月19日火曜日

エリート意識を叩き込まれて挫折に襲われたケース①

 
 
※お読みいただいている皆様へ※
 
現代社会で代表的なケースを公開していこうと思います。
 
なぜ多くの人が該当してしまうのでしょうか。
 
それは人間の習性でもあるからです。
 
『どのような条件下にいると、人は発症しやすいのか』
 
『育成とはどういうことなのか!?』
 
その目線でお読みいただきたいと思っています。
 
 
 
≪不登校や離職の繰り返しによくあるケース≫
 
これはちょっと長いんで、
 
二日間に分けさせてください(>_<)
 
 
無気力な感じが時々見え始めます。
 
でも登校をしているので、
 
ただの体調不良だろうと家族は思っている程度。
 
 
そのうち風邪をよく引いたり、
 
偏食や暴飲暴食、食べムラが始まったりと、
 
胃の調子の悪さが現れます。
 
下痢や便秘。
 
寝不足気味なんかも。
 
 
時折イラついて、急に怒りだしたり怒鳴ったりが始まります。
 
兄弟ケンカがなんか多くなったりとか。
 
不意に外へと黙って出かけたまま外泊が始まったりとか、
 
部屋から全然出てこないとか、
 
以前しなかった行為がちらほら出きます。
 
 
成人している場合は逸脱症状が出てきます。
 
アルコールを求めて夜遊び。
 
羽目を外せる場所を望んでいきます。
 
異性関係に妙に傾倒するとかもあります。
 
生活の乱れが随所に見られるようになります。
 
 
しばらくするとご本人から、
 
『もっと自分には相応しい道(職業)があるはずだから』
 
との理由が持ち出されます。
 
以前熱が入っていたものに、
 
段々と興味が薄れているように、
 
親には映っています。
 
 
次は○○を狙うために勉強する。
 
でも試験は受けない。
 
今度は△△になるために修行をする。
 
やっぱりやめる。
 
 
あの職業なら自分には合っているはず。
 
そんな言葉が次から次へと出てきますが、
 
実行しても、しばらくするとやめるとか、
 
違ってたみたいの繰り返し。
 
 
家族は学校で何かあって、
 
嫌なんだろうと認知している程度です。
 
親は社会的メンツのためにも、
 
子どもにはしっかり卒業し、
 
早く就職して欲しいと願っています。
 
 
結局は就活でてんやわんや。
 
せっかく入っても離職転職の繰り返し。
 
定職につかない道を選んで自宅に身を寄せていきます。
 
 
現代社会にもっともポピュラーになっているケース。
 
80-50世代もこれに入ります。
 
団塊世代と団塊ジュニア世代。
 
 
 
さてこのケースにある病理をもっと詳しくやっていきます。
 
 
まず家庭環境を視ると、
 
典型的な昭和家庭モデル。
 
父親は大手企業勤め。
 
成果主義で権威的な振る舞いを家庭の中でもやっています。
 
自身も高学歴の持ち主。
 
果敢に企業戦士として勝ち抜いて、家族を養ってきています。
 
勝つことだけを果敢に教え込まれてきた人。
 
社会的地位や経済力を重視して、
 
存在価値をそこに見出しています。
 
 
母親は子どもの学習にとても熱心です。
 
教育ママ。過干渉する母親。
 
自身も社交的に振る舞います。
 
子どものしつけにも大変目を配っています。
 
傍目からは経済的にも裕福に映り、
 
何不自由ないように見えます。
 
 
もう一つの母親タイプは、
 
父親の言いなりにいつも母親がなっている。
 
口答えをせず、身の回りの世話だけをよく焼いている。
 
厳しい父親から隠れて、
 
父親のいう事を聞こうねと子を宥め庇うがもっとう。
 
 
 
 
この手のケースって多いです。
 
A、両親ともに干渉し期待をする親。
 
B、片方が厳格で、もう片方が緩すぎ。
 
 
子どもの意見よりも、
 
親の価値観の通りに事が進んでほしいと願っている例。
 
子どものうちから色々と詰め込んで置かないと、
 
負けちゃうから大変ねってやつ。
 
 
子どもは幼少期から出来る子と言われてます。
 
というかそうでないと嫌だと親が想ってスパルタしています。
 
 
子どもは親の期待に応えて頑張ります。
 
学校の成績は「追従&記憶&模倣」が多くに問われるので、
 
その素質も持っている子は優位になります。
 
ここで生まれるのが優秀アイデンティティーですね。
 
 
頑張って成果を出せば父親にも認めてもらえます。
 
男の子は特にこのケースにハマる人が多いと言います。
 
理想の親像(イマーゴ)に対して畏敬の念を持ちやすく、
 
生涯に渡ってまとわりつかれ、
 
勝ち負け観念が抜けないなどに影響します。
 
 
子どもたちは華々しい未来を夢見て、
 
学業や職業に就くために頑張ってきています。
 
 
華々しく活躍している姿を脳裏に思い浮かべて社会に出るんですが、
 
ところがおかしなことが起こっていきます。
 
 
その先に不幸が待ち受けていたんです。
 
順風満帆の先の挫折。
 
 
勝てると思って頭を使ってきたのに。
 
なかなか成績・業績が出せない。
 
ハイクラスと自分を自負してきたのに、
 
特権意識が崩れそうになっていくのね。
 
 
自分よりも要領よく捌いていく人たちが見渡すと居る。
 
今までの自分が信じてきたやり方が、
 
とても通用しない状態に追い込まれていく。
 
 
なぜだかわからない不安と苛立ちを感じます。
 
 
実は彼らの特徴として、
 
規範依存性によって生活が営まれていたために、
 
独創性を育てているとは言い難いし、
 
やり方に固執しやすい強迫性型だったんです。
 
 
前回まで身を置いていた場所では、
 
ピラミッド式で言うと頂点に近い場所に居ます。
 
ところがその他大勢の一人と化してしまったんですね。
 
これは優秀と思って来た人のほうがきつく感じます。
 
 
優劣を元手に作った優秀アイデンティティーを失うとは、
 
自己を失ったも同然になってしまいます。
 
 
また、嫌われる危険性が心を覆っていきます。
 
なぜなら、
 
誰よりも自分が人を蔑んで馬鹿にしてきたからです。
 
今度は自分が蔑まれる側になると想うため、
 
身が竦む恐怖へと心が変わっていきます。
 
 
それが拒否や逃避の行動へとつながっていくのです。
 
続きは明日ね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki
☆電話カウンセリング専用ダイヤル開設 0467-**-**** 受付START☆
メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応可
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
https://www.ryohanamizuki.com/
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中
https://www.ryohanamizuki.com/blank-2