2019年3月3日日曜日

現実適応しずらくなる脳構造(想像性の妨害)


では、お待たせしました。(気がつけば3月だ、ひな祭りだ♪)

本題に行く前に、ここで前置きさせてください。

あのですね、

機能不全家族で育った人のほうが、

機能不全家族をつくってしまいやすい事実を知っておいてください。


多くの人が親のようにはなりませんと願って家庭を持っているのですが、

なぜ親がそのような振る舞いをしているのか、

根っこの部分から理解していないと、

恨みの感情から、

人は反面教師にすることなどできないのです。


家系伝搬という言葉の通りになりやすいと知ってください。

適切な対処法や子育てを知らないから、

気がつけば同じことをしているのです。

これから読み進めていく過程では、

子どもと親と祖父母の関係で視ると、

違った味わいがあるかもしれません。

では始めます。


身体症状に現れる青春期心性の特徴を取り上げていきます。

今日は一旦、

規範の崩壊とアイデンティティーの崩壊の関係を、

どのように掴んでいただけたらよいか私なりに考えた末、

「自動車教習所」をたとえに使って説明したいと思います。


人はある枠組みの中で教育を受けます。

まず座学によって知識を得ます。

そこでイメージが頭の中に生まれます。

想像性です。

その想像性をある程度信じて、

行動を伴わせていこうと人はするわけです。


①教習所へ申し込む

②オリエンテーション・座学を受ける

③座学から実践へ(頭脳的優先)

④教習所内の練習(身体実技優先)

⑤一般道への参加(大きな枠への移行と打診)

⑥規範を守ることで基準を満たしたとみなされ合格点を頂く(小さい規範枠内判定)

⑦免許取得後は自分ひとりで対応する(大きな枠組みの規範へチャレンジ)

7段階のステージがセッティングされています。

庇護された状態から独り立ちする猶予期間と、

見なすことが出来ます。


青春期心性もまさにこれに似て、

ステージアップを強いられています。


ステージアップの際には毎度、

自己アイデンティティーの崩壊と再生、

自我が作り上げた想像世界の崩壊と再生が絡んでいるのが、

おわかりでしょうか。


前進しにくい状態になっているときは、

出来る・やれるはず自己アイデンティティーが通用しないときと、

自分がつくった想像世界が、

現実と折り合いがつかないでいるときです。


つまり何が言いたいかというと、

①出来る、やれているはずの自分像

②次に進む外の世界とはきっと○○だろう(予測)

そんな『想像性』に妨害を受けているだけなんです。


一定枠の規範で通用してたアイデンティティーと、

自分よがりに過ぎない『理想化した想像』に、

固執すればするほど、

現実適応は難しくなる仕組みなんです。


心理的には葛藤。

そこから生まれる精神構造は、

①過度な理想化とこき下ろしのパターン。

②恥と意地のパターン(外に向かえば攻撃、内に向かえば罪悪感)。

①②のものさしばかりを使っている状態なのね。

精神構造がとても子どもらしいですよね(*´з`)


教習所の例えで言えば、

どの段階でつまずいたかは個人差があるにしろ、

萎縮して拒絶するとか、

何事もなかったように忘我するとか、

それってさぁ必要なものでもないでしょって歪曲したりとか、

誇大自己の肥大になっていちゃもんつけて、

すべてをまわりのせいにするって感じね。


事実を認めがたく、

転嫁や拒否、逃避、歪曲などを代表にした低次な自我防衛手段を、

真っ先に選んでいる状態。

受け止めることが出来ていない。

それで先へ先へと問題を先送りしていきます。

これが青春期心性の特徴と言ってもいい。


このような心理状態を解消できず持続したままでいると、

『やりたくない気分』が身体中を埋め尽くし、

それが生きるための恒常性にブロックをかけ、

体調不良ならびに病気をつくります。

これが心気・心体(身体)症状です。


身体症状は心理の代弁者なんです。


無意識的に前進より退行を選んでしまう。

周りには、同意や同情をしてもらいたくなる心理。

結果、

「想った通りの世界を私(僕)にください!」

「そうなってくれることを心から願っています!」

となっているんですね。


思い当たりますか!?

これは恥ずかしいことではありません。

人ならば起きてしまうことなんです。

学習材料なだけ。


必要なのは仕組みを理解したうえで、

どうリカバリーするか!?なだけなんです。


青春期はリカバリーする能力を、

色々壁にぶち当たりながら、

たっぷり本腰でつくり始める時期なだけなんです(*^^)v

だから隠すことでもないし、

病まないで欲しいのよね。


人間の成熟とは、

スムーズだとか、

いつも好成績でいられるとか、

いつもカッコいいとかの問題ではないだろうと思います。

それでは成熟の意味からはどこかずれてますよ。


あなたらしく生きるために、

崩壊と再生の仕組みは、

避けては通れない「必要な課題」なだけ。


みんな経験するんです。

そう言われて安心しましたか!?(*´з`)


受け止める覚悟をこれから持てたら、

必ず前進しますよ。







湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki
☆電話カウンセリング専用ダイヤル開設 0467-**-**** 受付START☆
メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応可
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
https://www.ryohanamizuki.com/
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中
https://www.ryohanamizuki.com/blank-2