2019年3月31日日曜日

物語に逃げたくなるアイデンティティー脆弱性

無自覚のモラハラ問題の記事に出会うと、

間違ったことをしていたんだと気づきます。

で、ここからが今のメインテーマに重複します。


気がついたことは、わかったこととは違います。

自分で気づくことが出来なかったことが、

まず当人の実力です。

気づけない自分、モラハラをしていた自分 = 等身大の自分 = 現実

これで劣勢の気分に落とされます。


それが嫌なので、

すぐに「わかった気になる」非現実アイデンティティーがすぐ先導します。

これでもうバッチリ青春期心性です。


毎度、非現実アイデンティティーや出来てるはずアイデンティティーによって、

今日は乗り切れた程度の回数だったり、

実行をしていないにもかかわらず、

もう気がついたから大丈夫だと、

わかった気になって生活するのが若気の至りのままなのです。

これで青春期心性の長引き中高年層になります。


ピーターパン症候群やシンデレラ症候群を代表に、

大人になれない大人へと向かっていく理由は、

現実への適応能力がまだ未発達なままだからです。


10代から20代はまだまだ子ども。

大人扱いを夢見ているけれど、

保護の状態に留まりたい気持ちがどっぷりある依存期間です。


・出来ている(はず)

・わかっている(はず) 

・大丈夫(なはず)

そんなアイデンティティーが頭をつねに陣取っている「非現実重視」。


親御さんも、

大人扱いをすればまだまだ出来ないと都合よく甘え、

かと言って子ども扱いすれば、

口だけは達者。

わかってるよッ💢のオンパレード♬

天下を取った勢いの大言壮語ですものね。


独り暮らしをしたいと言いながら、

経済力はどうしたの!?と言いたい状態に留まっているし。

だれかに援助してもらえたらいいなぁって、

簡単に大金が手に入らないかなぁって、

甘い言葉を出してきたりの繰り返し。

駄々っ子さながらですものね。


溜息や腹が立つのも無理はない。


ただ子どもを見るときに、

恐れをなしているんだなと思ったり、

自我がまだ適応できないでオロオロしていて、

自我を守ろうと必死なんだなと知っていると、

パンパンに膨れた風船のような鬱憤を、

ちょろっとガス抜きできると思います。


子どもたちも健常な生活を送りたいと思っていても、

その中身はまだまだ遊んでいたいに侵食されてます。


甘えていないと子どもの心に重い気持ちを持たせていれば、

なおさらです。

親の立場でみるのではなく、

子どもの立場になってみてあげることも大事です。

まったくの別物ですから。

これもちょろっとガス抜きになります。

親の計画やペースを手放すきっかけになります。


アイデンティティーがまだ脆弱の場合、

その不安定さを解消するために、

何かに自分を重ねて安心しようとします。


不確かさの中からなんとか確かさを味わいたくて、

目の前に転がり込んだ見本を、

藁をも掴む思いで掴んでいます。


現実的な家庭の中で、

その見本があるなら問題に越したことはないんです。

しかしその見本が見当たらなかったとしたら、

その藁をずっと掴んで離さずにいられなくなるんです。


だってそのキャラに愛着を持ってしまったのですから。


人間の心の習性に、

何かに着いてもらっていると安心する仕組みがあります。

それにずぼっとハマってしまうのね。


青春期心性の特徴に、

かのごとく人格って表現があります。

キャラクターを真似てその気になっている人格ってことです。


芸能人っぽくふるまったり、

ちょい悪キャラだったり、

小説やアニメのヒーローやヒロイン。

ドラマのキャラ。

モデルなどのイメージキャラ。

とにかく色々あるじゃないですか。

どれかを拾い上げます。

するしかないんです。


かのごとく人格には脆弱性と軽度の妄想性が手伝っています。

何度も言っておりますが、

青春期心性は現実と妄想の逆転が起きやすいと、

覚えておくといいですよ。


妄想やなりきりキャラを、

いきなりぶっ潰すと逆上したり、

凹み過ぎて立ち直れない状態までに落としてしまうので、

これはやらないでください。


裁かないに限ります(^^ゞ

なおそうとするのではなく、わかろうとすることです。


恥をかかせて意地を張らせることは、

遠回りになるのでしないよう留意してください。

お願いします。


子どもが気に入っているキャラに、

何を求めているのか問いかけていってください。

表面上の可愛いや格好いいの向こう側に、

もっと深く必要としているモノがあるはずです。

身体症状もこれに似たテクニックで、

子どもの気持ちを晒させてあげてください。


「そうかぁ、そういうことで参考にしていたのね~」って受け止めてください。

もうちょっと詳しく教えて♪と興味を持って肩を並べると、

情報の交流や作戦会議が広がります。

辛さや苦悩がだんだん素直に変化していきますよ。


統合の問題は長期に渡って、

ゆっくりと行きつ戻りつしながら進むもの。

一朝一夕に焦ったところで何もなりません。(←万能感なだけ)


現実逃避でなりきりキャラから、

やっぱり現実逃避でなりきりキャラになるのでは、

意味があまりないように思います。


他には宗教傾向や、

失調型パーソナリテイ傾向や、

演技性パーソナリテイ傾向でよろしいのでしょうか。


アイデンティティーと統合の問題は、

6、7年なんてざらです。

プロセスこそが価値と切り替えてください。


子どもの才能や成長は、

情報の交流や作戦会議の中に、

隠れているように思います(*'ω'*)


二度と、

大人からの操られ人生にならないように、

実直な育て直しをする気持ちを、

どうか忘れないでください。










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