2020年3月25日水曜日

空虚は所有欲では埋まらない(渇望の正体)

昨日のブログは強者と弱者のケースです。

強者と強者のケースだってあります。

こちらは、

振り回しを楽しんでいる人をターゲットにする関係です。


自己陶酔している人を相手にして、

ただ騙しを楽しむケース。

サド役を取るか、マゾ役をとるか。

相手を打ち負かすのが目的ではなくて、

嘘の攻防で時間を費やす暇つぶしが目的です。


ただロールプレイを楽しむケースもあります。


役になりきる刺激、相手をその気にさせる刺激、

見事に演じ切り、

相手に面白味が失せればそこでおしまい。


勝ち負け観念という毒。

支配欲の応戦。


世話焼きとは随分とイメージが違うと感じると思います。

4月にお話しますが対抗依存といって、

同じ共依存でも根本的なスタンスが違います。

こちらは崇拝者、いわゆる上位でないと気がすまないスタンスです。

挑戦的、好戦的、挑発的、反抗的で、

固い城壁の中で孤独な痛みを守ろうとするタイプ。

人も物扱い。

人を心から信用できず、

根っこに基本的不信感があります。


共依存OSにある基本的不信感は物欲にも影響します。


アディクション(嗜癖)は、

不安や虚しさが薄れるなら繰り返しやりたくなる仕組みです。


だからとにかく一度欲しいとなると、

手にするまで安心できない特徴があって物欲に火が付きます。


もうちょっと身近なお話をしましょう。

強者の風格の中にある共依存。

自己破産に至ったケースをご紹介します。

高額なものに手が伸び、

借金地獄になってることが少なくありません。

現代社会では多いそうです。


根本原因:自尊心の欠如、自己を愛せない障害


満たされぬ空虚感を埋め合わせたい

自己顕示欲に突き動かされる

名誉あるものに対して執着が異常に起こる

強迫的になる

手にする 征服欲が満たされる

コントロール出来たことで不安が一次的に治まり安堵する

次第に快感が薄れてまた空虚になる

自己顕示欲へ


上記のような厳密なルールがあります。

人間の頭はすごい。


同時に、

誇張された自己を本物の自己だと思い込むようになっていて、

特権意識も作られてます。


嗜癖は理想の自我像を、

破られまいとする手段なのです。


買い物依存症の動機に潜んでいたもの。

それは、

等身大の自分を嫌悪していたことです。

このままの私(僕)ではダメなんだと、

罪意識から強く迫まっています。


恐ろしいのは欲しがっている間、

その頭のルールが発動しているなど微塵も気づかず、

ただ欲しいとなっていることです。


自尊心の欠如によって、

自己を愛せない障害に至っていたのだと自覚していくと、

だんだん自己ケアが上手になって、

物から遠ざかる気持ちが逆に増えることもしばしばです。


物に頼らない自分に価値を覚えて、

全く別人のように意気揚々とする人もいます。


人間は自分に一番愛されたがっていると、

哲学書で読んだことがあります。

こうした場面に出会うと確かにそうだねと、

つい納得してしまいます。



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非合理な信念をデトックスしていこう!

取り払ったら心は軽くなる。

やめるだけで自分らしさに近づきます。

ちょっとの工夫で目は覚める。

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