2020年1月22日水曜日

逆境に陥っている人はエロトマニアを随伴しやすい

一人ではとても不安でいられない。

共依存の特徴です。

ではそうならない人と、一体どこがちがうのでしょうか?


「足らない」「満たされていない感覚」から来ています。

それを誰かで満たしたい。となっているときが対人依存症です。

気がつくとやってしまっているというご相談が多いですね。



逆境に陥っている人ほど、

ドラマティックな展開が欲しくなります。


共依存をもっていると、

昨日一昨日のブログにもある通り、

自分が相手に愛されているものだと、

妄想的確信を抱いてしまいやすいのです。


これを掘り下げます。

目の前に現れた対象が、

自分より地位の高い人や特別な肩書がある場合は、

特にそれが起きやすいです。


動機は同一化による空虚の穴埋め。

アイデンティティーに充実感を見出せていないため、

自分以外の人を通して満ち足りた気分を味わいたくなります。

社会的地位や階級が高い人は条件にピッタリです。


目があったりタイミングがあったりすると、

長年心に秘めたドラマティックな展開が叶うかも!?となって、

エロトマニアが起こります。

色情型妄想(恋愛妄想)です。


これは強固で崩しがたいほどの執着になります。

この妄想はけして揺るがないと言っても過言ではありません。

殉教者やラブ・アディクションはこれ。


二人になることで完全が保障され、

自尊心が沢山満たされます。

この高揚感は強迫行動に火が付きます。


究極の愛の名のもとどっぷりつかってしまうこのシステムは、

永遠に見捨てられない感覚が欲しくて、

愛着対象にしがみつきます。


友好を特別な好意と意味づけたり、

相手こそ自分を愛していると過大解釈をしたり、

相手の拒否や嫌悪は自分を試しているなどと解釈をしたりと、

色々な妄想世界を次から次へとつくり出します。


長い間必死になって追い求め続けさえすれば、

対象もいつかは自分の愛に応えてくれると、

過剰に理想化された考えを持ったりします。


これらの妄想は、

事実無根から起こった純粋な妄想と違って、

相手が現実に居ることや些細な行動から派生しているので、

ものすごく厄介です(>_<)


相手に対する憎悪が膨らみ過ぎると、

強迫性恋愛障害に至ります。

自分と同じ思いを味合わせてやりたいと、

相手に異常な執着を持つようになります。


対人依存症の問題は、

他人の力を借りることが必要です。


≪恋愛・対人依存症とアルコール依存症が同じステップを必要としている理由≫

・境界例(現実と非現実の線引きが曖昧である)

・共依存症の問題(境界線・操作などの問題)

・アイデンティティー形成の問題

・愛着やアダルトチルドレンの問題

・感情抑制の問題

・嗜癖行動の随伴ならびに禁断症状への対処

・優劣意識と力の関係の問題

これらすべての克服を要するからです。











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