2017年5月17日水曜日

境界性パーソナリテイとシンデレラ願望

さて今日は境界性パーソナリテイとロマンス依存の関係についてです。
 
まずシンデレラ願望たるものの中身を分析します。
 
起承転結ストーリーは、
 
苦難 → ハッピーエンド
 
ですよね。
 
つまり現実生活が苦難であればあるほど、ロマンスが必要となる。
 
 
そして境界性パーソナリテイの分析ですが、
 
・感情の激しい変動
 
・衝動性(自傷行為、危険運転、摂食障害、食べ物依存、アルコール等)がある
 
・激しい対人関係の入れ替わり
 
・過度な理想化とこき下ろし
 
・他者との境界性があいまいな癒着行動の繰り返し
 
・気分循環型
 
・白黒思考
 
・対人操作
 
・試し行為
 
・誇大化した自己による妄想と、自己卑下の繰り返し
 
などがあげられます。
 
心情には慢性的な空虚感と、安全基地を求める飢餓感があります。
 
愛着の形成が著しく不安定なために、
 
心の苦痛を誰かによって満足させてもらおうとの願望が多くなってます。
 
日頃の不安を妄想で隠して慣れっこになっていると、
 
依存状態がどれほど膨大になっているかわからない。
 
 
心の渇望は、相手を激しく求め、求愛行動を激化します。
 
居ても立っても居られない。
 
小さな接点の会話や態度ですら「好意」と意味づけして接近を試みます。
 
演技性、自己愛性などが併発していることがほとんどなので、
 
普段からのパーソナリテイ傾向が影響して特徴的な行動を繰り返します。
 
不幸な恋愛ストーリーも、境界性パーソナリテイ傾向と合わされば、
 
立派なシンデレラ願望と錯覚を起こしてしまうのです。
 
 
巻き込む方も、巻き込まれる方も、
 
この境界性パーソナリテイ傾向が後ろで糸を引いていることに気づいていないと、
 
とてもドラマティックな大恋愛を自分たちはしていると錯覚を起こします。
 
私(僕)が好きならどこまでも追いかけてきてーーー。
 
苦難が私たちを試そうとも負けないわーーー。
 
きっと私たちは苦難を越えて結ばれるのよーーー。
 
この愛はきっと報われるわーーー(偽りの欲を愛と思い込んでます)。
 
リストカットや希死念慮を持ち出して、相手を計り、
 
異常な管理状態に二人がハマりこんでしまいます。
 
誰も知らない二人だけの甘い秘密の世界などとっくに越えていることがあります。
 
双方ともに心情を確認すると、
 
巻き込んだ方も巻き込まれた方も、
 
いつまた激化するかわからない不安と背中合わせで、
 
心休まることはなかったと言います。
 
 
 
まず現状をしっかり認識し直し、依存症であることを自覚する。
 
現実否認をやめる。
 
有害な問題行動を認識する。(尽くしすぎ、寄りかかりすぎ、幼児性などをしっかりと)
 
距離をおく期間に自分の感情と良く向き合うこと。
 
進行によっては、感情失禁や禁断症状が現れますので、
 
サポート体制を作っておき、一時的な援護を要請して落ち着かせること。
 
定期的なカウンセリングで長期化を覚悟し、
 
きちんとパーソナリテイや依存症への理解とトリートメントをすることです。
 
回復レッスンの先に、自由な将来性と人として成熟した恋愛が待っていることを、
 
信じて前に進んでいってください(*^^)v♡
 
 
 
 
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