さてさて、現実的なお話です。
世話を焼いてもらいたいタイプ → 恋愛依存症
つまり、共依存症者 と 恋愛依存症者
はガツッとハマります。
依存症者同士だったからなのね。
繰り返し復習です。
A、何かの世話を焼きたい気分
B、何かに傍に居てもらいたい気分
この二つは表裏一体。
A共依存症 で B恋愛依存症&回避依存症(回避性については後ほどね)
です。
尽くしすぎるタイプと、とことん自分に関心を寄せて構ってもらいタイプは、
運命の出会いとの感覚が湧き、勘違いします。
さらに、ロマンス依存やらセックス依存やらが根底に潜んでいると、
とめどなくエロスの世界に浸かっていきます。抜け出せません。
心的世界がそもそも「幼児的心理状態」の人同士だからなのね。
(グサッときたらごめんなさいね)
↑恋愛依存症の場合、カウンセラーは最も嫌な憎まれ役をやらなければならないの(笑)
それは進行すれば、アルコール中毒症となんら変わりはないことを知っているからです。
人間には心底に破滅願望や希死念慮があります。
現実否認をしてでもこのエロスの世界を必要としていきます。
今日は傍にいてほしい欲求行動を掘り下げますよ。
心的世界は、次の状態です。
①この人が居てくれれば最高に幸せ気分 → 同一化、一体化
②この人が居てくれれば私は怖いものはない → 幼児性万能感
③この人が居てくれれば他に何もいらない → しがみつき
④この人が居ない人生なんて考えられない → 置き去り不安
以上をまとめると、
居ない=絶望感
一緒に居ること=絶望感からの解放感
なのね。
いわゆる愛着の崩壊を避けてのこと。
こんなからくりが潜んで糸を引いています。
エロスは、人間性の原始的欲求でもあります。
動物的本能に備わる奪い合いと、捕獲行動がハッキリと観られます。
絶望感の中にある感覚は、
危険、不安 = 緊張状態 です。
この緊張状態の中で行うセックスは、
絶望からの解放 = 甘美 悦びもひとしおです。
また、分離不安から融合へのご馳走も含まれます。
そのため原始的欲求行動が、「異常な幼児がえり」を必要としていく原因なんですね。
表向きは大人の行為ですが、残念ですがエロスは幼児的な行為なのよね・・・・・
依存症者同士の恋愛関係が、
苦しくて抜け出せない状態になるのは、
脳内でも理性と知性の働きが著しく減少しています。
海外では研究が進んでいます。
依存症者の神経伝達物質たちは、
アルコール中毒症や薬物依存症と変わりませんと。
ドラッガーと化しているのです。
また、甘美の状態からすぐさま緊張状態に戻されることも、
抜け出せなくなる要因です。
これも刺激物質になるのね。もっともっととなっていく。
そのために、駆け引きが行われていく。
相手を管理しておきたくなる、確認したくなる駆け引きが進行していきます。
現実否認をすればするほど、抜け出せなくなる。
自ら自分を「依存症」であることを認め、
パーソナリティの問題と、嗜癖の仕組みを理解して、
禁断症状を受け容れ越えていく訓練が必要になります。
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