2017年5月3日水曜日

現実否認のリスク①エロスの甘美



さてさて、現実的なお話です。

世話を焼いてもらいたいタイプ → 恋愛依存症

つまり、共依存症者 と 恋愛依存症者

はガツッとハマります。

依存症者同士だったからなのね。


繰り返し復習です。

A、何かの世話を焼きたい気分

B、何かに傍に居てもらいたい気分

この二つは表裏一体。

A共依存症 で B恋愛依存症&回避依存症(回避性については後ほどね)

です。

尽くしすぎるタイプと、とことん自分に関心を寄せて構ってもらいタイプは、

運命の出会いとの感覚が湧き、勘違いします。

さらに、ロマンス依存やらセックス依存やらが根底に潜んでいると、

とめどなくエロスの世界に浸かっていきます。抜け出せません。

心的世界がそもそも「幼児的心理状態」の人同士だからなのね。

(グサッときたらごめんなさいね)

↑恋愛依存症の場合、カウンセラーは最も嫌な憎まれ役をやらなければならないの(笑)

それは進行すれば、アルコール中毒症となんら変わりはないことを知っているからです。

人間には心底に破滅願望や希死念慮があります。


現実否認をしてでもこのエロスの世界を必要としていきます。

今日は傍にいてほしい欲求行動を掘り下げますよ。


心的世界は、次の状態です。

①この人が居てくれれば最高に幸せ気分 → 同一化、一体化

②この人が居てくれれば私は怖いものはない → 幼児性万能感

③この人が居てくれれば他に何もいらない → しがみつき

④この人が居ない人生なんて考えられない → 置き去り不安

以上をまとめると、

居ない=絶望感 

一緒に居ること=絶望感からの解放感

なのね。

いわゆる愛着の崩壊を避けてのこと。

こんなからくりが潜んで糸を引いています。


エロスは、人間性の原始的欲求でもあります。

動物的本能に備わる奪い合いと、捕獲行動がハッキリと観られます。

絶望感の中にある感覚は、

危険、不安 = 緊張状態 です。

この緊張状態の中で行うセックスは、

絶望からの解放 = 甘美 悦びもひとしおです。

また、分離不安から融合へのご馳走も含まれます。

そのため原始的欲求行動が、「異常な幼児がえり」を必要としていく原因なんですね。


表向きは大人の行為ですが、残念ですがエロスは幼児的な行為なのよね・・・・・

依存症者同士の恋愛関係が、

苦しくて抜け出せない状態になるのは、

脳内でも理性と知性の働きが著しく減少しています。

海外では研究が進んでいます。

依存症者の神経伝達物質たちは、

アルコール中毒症や薬物依存症と変わりませんと。

ドラッガーと化しているのです。


また、甘美の状態からすぐさま緊張状態に戻されることも、

抜け出せなくなる要因です。

これも刺激物質になるのね。もっともっととなっていく。

そのために、駆け引きが行われていく。

相手を管理しておきたくなる、確認したくなる駆け引きが進行していきます。


現実否認をすればするほど、抜け出せなくなる。

自ら自分を「依存症」であることを認め、

パーソナリティの問題と、嗜癖の仕組みを理解して、

禁断症状を受け容れ越えていく訓練が必要になります。




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