心のメモ帳にようこそ。
このブログが皆様のお役に立てますように。
自己誇大中の人が必要としているのは、
鏡映しです。
鏡映転移といいます。
転移とはクライアントがセラピストに対して、
恋愛感情を持ち出すようなもの。
愛情飢餓のひとが相手の行為に対して、
非常に強い好意をもっていく心理作用です。
頭がやるのではありません心がやります。
転移はクライアントの成長を妨げることもありますが、
活用することもできます。
ゆえに対応する側は転移への理解は必須。
あくまでも友好的なスタンスを崩さず対応していき、
抵抗を招かないように振舞わなければいけません。
転移が健全な信頼関係へと育まれると、
その人にとって安全基地として働き始めるため、
クライアントの心理成長が妨害されることなく進めやすくなります。
これを活用します。
通常の社会生活でこのような人と出会った場合は、
ご自身でこの先も一緒に長く関わっていくのか、
そうで否かで対応は違っていきます。
あくまでも自己責任です。
まだ幼く誇大自己を認めて欲しい状態の心理ですから、
それを充足させるような期間を設ける必要があります。
ただし、こちらがその期間を決定することはできません。
相手が主体ですから。
あなたはすごい、
たしかに特別な能力の持ち主だ、
尊敬に値する人だ、
世界一だ、
注目に値する人だと欲しているのですから、
その通りに鏡返しして充足を図ります。
長く一緒に付き合っていくつもりなら、
否定的な言動や異論を解くのはご法度です。
間違っても自分側の意に添うように・・・と思ってはいけません。
このタイプは、
異論をとくだけで超不愉快になります。
異論や忠告は消して欲してません。
自分に対し、
抵抗や攻撃をしているとしか映りません。
あくまでも求められた場合にのみと心得ておきましょう。
ただしその場合も話し方がありますけど。
異論を続ければ本人の抵抗がただただ強まるだけです。
尊厳を守るために攻撃という手段に出ます。
徹底してつぶしにかかる動きにもなりかねませんので、
関係を続ける人は要注意です。
そうならないための対応策ですから。
不愉快になればとにかく目の前から排除したい。
受け止められないところが幼い自己愛の状態で止まっている証です。
器がまだ備わってないのですから、
異論を解いても拒絶の反応しか行われませんよね。
これだけでも知っておくと、
対応する側は少し落ち着いていられるだろうと思います。
尻込みして怖くて仕方がなかったたり、
不愉快で仕方がなかったものが、
相手を一人の人として受容し関わっていこうとする優しい体制が生まれやすいと思います。
関わりのなか、
お互いの尊厳をどのように守っていったらよいのかと、
考えた一例だと思ってくださいね。
なぜこの鏡返しが心の成長につながるのか、
もう少し話を続けます。
それは明日ね。
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