2024年7月17日水曜日

自己誇大と「いいおっっぱいの母親」との関連

  心のメモ帳にようこそ。

このブログが皆様のお役に立てますように。



自己誇大は、最も幼い段階の自己愛の形とお話ししましたね。


この心理段階は、

極端なものの映し出し(認識)が関係してます。


ちょっと説明させてください。

この心理段階では、

いつなんどきでも自分が望めばおっぱいをくれる母親を、

心の奥底から望んでいる心理発達段階が関与してます。


大人同士の関りであっても、

傷ついた自己愛が求めているのは『母親』です。


振り向けばそこには笑顔の母親。

いつでも自分のことを見つめ、

笑顔で微笑ましく何でも対応してくれる母親の姿に恋焦がれてる心情です。


その要求が認められると思うと転移

そうでないと抵抗が起こります。


二極化した心理作用が激しく現れます。

このことについてお話ししますね。


いつでもそれが可能な母親は限られています。

現実では、

親の置かれた状況によって、子どもに対し即対応できない場合もあるわけです。

そのことが子どもにはどうしても理解できません。


①自分の望む一面を見たときは「いいおっぱいの母親」。大賞賛。大好きです。

②対応できない一面が出てくると「悪いおっぱいの母親」。大嫌いと認識します。

攻撃対象になります。


ひとりの人間のいくつもの面を統括できない状態です。


いい人と悪い人の一体どっち?という感じ。

どっちかはっきりしてくれッ!という解釈になります(心理上ね)。

そのため都度子どもは激しい情緒にさらされます。


この情緒不安や物の見方が大人になるまで引きずられた状態が現在です。


わかりにくかったら、

あなたの周りに、

ものすごくいい人とお気に入りになってたかと思うと、

あるとき途端に悪口を始めたり、

大した人ではないと手の平を返す人を見たことありませんか?


好き嫌いが激しいタイプはこの心理作用が関わってますよ。


自己誇大した状態の人に出会って鏡返しが必要となった場合は、

あなたはいつでも「いいおっぱいの母親」に映っています。


この心理段階を知って、

対応する側は自分をかなり自制しないといけません。


一人の大人として講釈を垂れても通用しません。

相手は即不愉快になり抵抗を示すのみです。


母と子の関係なのですから。


心理的自立(境界線を引いた状態で)で相手の前に立ち、

相手の要望や欲求に対して寛容である必要があります。


相手は同意見、同調や同一を望んでいますが、

水面下の心理では確実に分離している状態を維持します。


たとえ性関係を結ぶような関係になっても、

相手にとって対応する側は『母親』です。


寛容にどうしてもなれない内容を押し付けてくる時もあります。


そういう時は相手と面と向かって交渉するのではなく、

相手と物理的に距離を置く時間を設けるような配慮を、

対応する側が責任をもってやらなければいけません。


ここまで書いておきながら、

「知る」と「やる」は全くの別物ですから覚悟が必要ですと書きました。


安全基地づくりは一朝一夕でつくられるものではありませんから、

かなりの気力・耐力が必要です。


心理発達が止まった状態による問題行動たちは、

足らなかったものを充足すること。

つまり、

育て直して足らすということが有効です。


事実ね、

自己愛性パーソナリティから回復した人は、

自らを振り返って過去の自分を表現するとき、

『子どもだった』『母親をいつまでも恋しがってただけだった』と、

表現するのにわたしは多々遭遇しています。





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